焼いた鮭の香ばしさがじゃがいもの甘味を引き立てる。甘塩の鮭を使っているので、味噌は少なめに。塩分が気になる人は生鮭でどうぞ。切り方ひとつで、仕上がりが七変化。365日スープをつくり続けるスープ作家、有賀薫さんのじゃがいものスープです。
先にじゃがいもが煮えてからこんがり焼いた鮭を加えます。角の取れたじゃがいもがとろける口当たり。バターを落として、リッチな香りに仕上げても。
じゃがいも | 3個(男爵) |
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甘塩鮭 | 2切れ |
玉ねぎ | 1/2個 |
しめじ | 1/2パック |
水 | 600ml |
昆布 | 5cm |
味噌 | 大さじ2 |
じゃがいもは皮をむき、縦横 4つ割りにする。玉ねぎは薄めのくし形切り、しめじは根元を切って手で裂く。鮭は3~4つにぶつ切りにする。
鍋にじゃがいもを入れ、水と昆布を加えて中火で煮る。沸騰したら昆布を取り出し、火を弱めて12~15分煮る。玉ねぎ、しめじを入れ、さらに5分煮る。
フライパンにサラダ油(材料外)を熱して鮭に焼き目をつける。焼いた鮭を鍋に入れ、2分煮て味噌を溶き入れる。
ライター業のかたわら、家族の朝食にスープをつくり始める。2011年より始めた朝のスープづくりは、約3000日にわたって続けている。スープの実験イベント“スープ・ラボ”はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数主催。2020年『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)が第7回料理本大賞入賞。8冊めとなる最新刊は『スープ・レッスン2』(プレジデント社)。
文:神吉佳奈子 写真:宮濱祐美子
※この記事は「使えるdancyu じゃがいも」に掲載したものです。