植松良枝さんの秋の一皿
香りと食感のワンダーランド"焼ききのこのオリーブオイル醤油和え"

香りと食感のワンダーランド"焼ききのこのオリーブオイル醤油和え"

しめじやえのき茸などの身近なきのこに加えて、秋になると店頭にはいろいろなきのこが並びます。「このきのこで」と決めつけることなく、いろいろなきのこを使って秋を楽しんでください。

焼ききのこのオリーブオイル醤油和えのつくり方

材料材料 (4人分)

生椎茸をメインに舞茸、エリンギ、しめじなど合わせて300g
練りわさび小さじ1強
醤油小さじ2
オリーブオイル大さじ1~1と1/2

1調味料を混ぜる

ボウルにわさびと醤油を入れてゴムベラでよくなじませてからオリーブオイルも加えて混ぜ合わせておく。

2きのこをカットする

生椎茸は石突きを切り落とし、2~4等分に裂く。舞茸は厚みを3等分にスライスし、エリンギは4~6等分に裂く。しめじは根元を切り落として大きめにほぐす。

3焼く

焼き網、または魚焼きグリルにきのこを並べ、中火で香ばしく焼く(フライパンで焼く場合はオリーブオイル少々を入れる)。

4仕上げ

きのこが焼き上がったら1のボウルに入れてさっくりと和える。

仕上げ
秋のきのこ大集合。数種類を混ぜてつくれば、違った食感や香りが楽しめます。シンプルな味つけで、きのこそのものの味わいを堪能してください。たっぷりつくれば、おもてなしのひと皿にも。

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

四季の移ろいに敏感で、食べ物を通して季節が巡る楽しさを伝える料理研究家。古人が積み重ねてきた理にかなった体へのいたわりを、改めて実感することが多いという。この春、母となり、祖母から母へ、母から自分へ、そして子へ。日本が培った素晴らしい食文化を次世代にも伝えていきたいと、パワフルに活動を開始している。

文:中村裕子 写真:野口健志 スタイリング:肱岡香子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の食卓。」に掲載したものです。

四季dancyu秋の食卓。
四季dancyu秋の食卓。
A4変型 判( 116 頁)
2018年09月05日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。