一皿で満足感があり、栄養バランスもいい料理を家族に食べてもらいたい。しかも、身近な食材で手軽に……。そんな想いをかたちにしたレシピです。主役の鮭は話題の栄養成分アスタキサンチンが豊富で、大地のりんごと呼ばれるじゃがいも、緑黄色野菜の小松菜という組み合わせ。味の決め手は、コクと香りが豊かな「純正ごま油 濃口」。希少成分のセサミンを含んだごま油が大活躍します!
今回の“鮭と旬野菜のソテー”では、「純正ごま油 濃口」が各素材をソテーするとき、そして仕上げにかける生姜醤油ソースにも使われています。特に、この“生姜醤油ソース”がとびきりおいしい!
「純正ごま油 濃口」は、深く焙煎されたごまならではの香りとコクが豊かで、生のまま野菜や魚、肉料理にかけるだけでおいしくなる。塩や醤油のように、調味料的な位置づけで使えるオイルだと思っています。
その良さを生かして、ごまの香りがあって爽やか、ほんのりした酸味や旨味もあるドレッシングのようなソースをつくりたいな……と考えたのが、生姜醤油ソースです。
冷蔵庫で1週間ぐらいは保存がききますし、今回の料理だけでなく、豆腐やはんぺん、厚揚げ、油揚げ、ほかの魚料理や、蒸し野菜、蒸し鶏、カリカリに焼いた豚バラ肉などにも合うと思います。ぜひ、お試しください。
フライパン一つでつくれる手軽さもうれしい! 「純正ごま油 濃口」でソテーすることにより、鮭のくさみが抑えられ、じゃがいも、小松菜との一体感のある風味も魅力。おいしい生姜醤油ソースとともに、どうぞ。
生鮭 | 2切れ |
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じゃがいも | 中2個(約300g) |
小松菜 | 3株(約100g) |
「純正ごま油 濃口」 | 大さじ2 |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
薄力粉 | 適量 |
A 生姜醤油ソース | |
生姜 | 1かけ(約15g) |
「純正ごま油 濃口」 | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ1 |
味醂 | 大さじ1と1/2 |
梅肉 | 小さじ1/2 |
Aの生姜1かけは皮をむいてせん切りにし、小さめのボウルに入れる。残りのA(「純正ごま油 濃口」大さじ2、醤油大さじ1、味醂大さじ1と1/2、梅肉小さじ1/2)を加え、約20分置いて生姜をしんなりさせる。
ここで約20分置くことが、味を落ち着かせるポイント(つくりたては生姜の辛味が強い)。また、味醂のアルコール分が気になる場合は、味醂を耐熱容器に入れて電子レンジにかけ、アルコール分をとばすといい(600Wで1分目安)。
生鮭2切れは、ザルなどにのせて塩少々をふり、約20分置く。このひと手間が、生魚からくさみを抜くための大切な作業。
1と2を20分置いておく間に、野菜の下ごしらえをする。まず、小松菜3株はよく洗って水気をきり、根元に十字の切れ込みを入れて、長さ4cmに切る。
じゃがいも中2個はよく洗い、水気がついたまま1個ずつラップに包み、電子レンジにかける(600Wで5分目安)。粗熱が取れたらキッチンペーパーなどで包んで皮をむき、それぞれ3等分に切る。
2の鮭は約20分置くと、身から水分が出ているはず(この水分がくさみのもと)。水分をキッチンペーパーで拭き取ってから、胡椒を軽くふり、薄力粉を茶こしなどで薄く全体にふり、余計な粉をはたく。
フライパンに「純正ごま油 濃口」大さじ1を熱し、3の小松菜を入れて塩少々をふり、中火で約1分炒める。塩をふることで小松菜から水分が出てきて、小松菜が短時間でしゃきっと炒め上がる。
6の小松菜は一度取り出し、続いて同じフライパンに4のじゃがいもを入れ、両面を2分ずつ焼く。じゃがいもは炒めるというより、表面を焼きつけてごま油の香りを移すイメージ。適度な焼き色がついたら取り出し、器に小松菜とともに盛りつける。
7のフライパンをキッチンペーパーで拭き、再度「純正ごま油 濃口」大さじ1を入れたら中火にし、5の鮭を皮側から入れる。
鮭の両面を2分ずつ焼き、ふっくらとして香ばしい焼き色がついたら、最後に皮目を焼きつける。
7の小松菜とじゃがいもをのせた器に盛りつけ、1の生姜醤油ソースを好みの量かける。
料理家。京都生まれ。出版社を退社後、友人の食堂で腕を振るい、料理家のアシスタントを経て独立。働きながら家族の料理をつくってきた経験から、手早くできておいしく、からだにもいいレシピを次々と生み出す。『新しいおせちとごちそう料理』『野菜はあたためて食べる!』など著書多数。
写真:牧田 健太郎