ウー・ウェンさんの北京の家庭料理
優しい味わいで体が温まる"鶏肉とれんこん蒸し"

優しい味わいで体が温まる"鶏肉とれんこん蒸し"

ほくほく食感のれんこんと、上新粉をまとったつるんとなめらかな鶏肉が優しく胃にしみわたります。寒くなってきた季節にお薦めな、体が温まる一品です。

鶏肉とれんこん蒸しのつくり方

材料材料 (3~4人分)

鶏もも肉2枚
れんこん200g
A
・ 胡椒少々
・ 酒大さじ2
・ 醤油大さじ2
・ 長ねぎ適量(みじん切り)
・ 生姜適量(みじん切り)
・ 上新粉大さじ2

1下ごしらえ

鶏もも肉は1枚を半分に切り、Aをまぶして下味をつけ、30分おく。

下ごしらえ

2れんこんを切る

れんこんは皮をむき、厚い輪切りにする。

れんこんを切る

3蒸す

蒸籠に1の鶏肉と2のれんこんを交互に重ねて並べ、強火で3分、弱火で10分蒸す。火を止めたらそのまま10分おく。

蒸す

4完成

鶏肉とれんこんは、べたっと並べず交互に重ねて蒸すことで、蒸気の通り道ができて火の通りがよくなります。鶏肉の下味には上新粉が入っているので、つるっとなめらかな食感。れんこんにも穏やかな風味がつきます。

完成

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン

北京生まれ。1990年に来日。料理研究家としてクッキングサロンを主宰しながら、シンプルで体にやさしい中国家庭料理のレシピを雑誌や書籍、テレビなどで幅広く発信している。家庭では二人の子供をもつ母。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の台所」に掲載したものです。

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鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。