ウー・ウェンさんの北京の家庭料理
ほのかな甘みと長ねぎの食感が美味"豚ヒレ肉とねぎ炒め"

ほのかな甘みと長ねぎの食感が美味"豚ヒレ肉とねぎ炒め"

トンカツで食べることが多い豚ヒレ肉ですが、炒め物にしてもその柔らかい食感は魅力的です。今回ははちみつを使ったほんのり甘い調味料で仕上げるレシピをご紹介します。

豚ヒレ肉とねぎ炒めのつくり方

材料材料 (2~3人分)

豚ヒレ肉250g
長ねぎ1本
A
・粗塩小さじ1/3
・胡椒少々
・片栗粉小さじ1
・酒大さじ1
B
・醤油大さじ1と1/2
・はちみつ小さじ1
胡麻油大さじ1(非焙煎タイプ)

1下味をつける

豚ヒレ肉は繊維に沿ってせん切りにし、Aをからめて下味をつける。

下味をつける
豚ヒレ肉は厚切りを用意し、繊維に沿って切ると、下味をからめたり炒めるときにちぎれにくい。

2長ねぎを切る

長ねぎは5cmの長さに切り、繊維に沿ってせん切りにする。

3仕上げ

フライパンに油と1を入れて火にかける。肉に火が通るまで炒めたらBを入れてからめ、2のねぎを入れて香りが出るまでさっと炒め合わせる。

仕上げ
やわらかな豚ヒレ肉に、しゃっきりとした長ねぎがからんでシンプルながら楽しい食感。べちゃっとならないよう、手早く炒め合わせて。醤油とはちみつのほんのりと甘辛い味わいがよく合います。

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン

北京生まれ。1990年に来日。料理研究家としてクッキングサロンを主宰しながら、シンプルで体にやさしい中国家庭料理のレシピを雑誌や書籍、テレビなどで幅広く発信している。家庭では二人の子供をもつ母。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の台所」に掲載したものです。

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鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。