dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」は、丸山さんの「"もてメシ"を覚えたい」という願いをかなえるため、小串貴昌シェフのイタリアンで料理修業をすることに。 "鍋ひとつでできるイタリアン"というテーマの第四回目は"フライパンひとつでつくるリゾットボロネーゼ"です。
「前回のパスタと同じように、本来はリゾットもブロード(肉や野菜から取るだし)を使うのですが、家庭でつくるのなら、ひき肉と野菜、トマトソースで十分おいしくなります」と小串シェフ。
「レシピ自体は簡単なのですが、ちょうどいい食感に仕上げるための煮詰め方がポイントです。スープが適度に煮詰まったときに米も適度な食感になるようにしなければなりません。これも何度かやればコツがつかめると思います」。米がまだ硬い状態なのにスープが煮詰まってしまったら水を足すなど、調整しながら最高の状態を目指しましょう!
米 | 80g |
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合い挽き肉 | 100g |
にんじん | 5g(刻んだもの) |
セロリ | 5g(刻んだもの) |
赤玉ねぎ | 5g(刻んだもの) |
トマトソース | 150g(トマト缶を濾したもの) |
オリーブオイル | 40g |
水 | 200g |
白ワイン | 20g |
塩 | 2g |
バター | 10g |
パルミジャーノチーズ | 15g(すり下ろしたもの) |
フライパンにオリーブオイルとにんじん、セロリ、赤玉ねぎを入れ弱火にかけ、焦げ付かないようにときどき混ぜる。
合い挽き肉に塩をふり、全体に馴染ませる。
①の玉ねぎが透き通ってきたら②の肉を入れる。
合い挽き肉をほぐしながら、全体を合わせるように混ぜる。
生米を入れる。
白ワイン、水、トマトソースを加える。
強火にして、沸騰させながら煮詰める。スープが煮詰まったときに米の食感がちょうどよくなるように、ときどき米を味見しながら、火を調節する。
ひたひたくらいまで煮詰まったら塩ひとつまみ(分量外)を入れて味を整え、バターを入れて混ぜる。
バターがなじんだら、パルミジャーノチーズを入れて混ぜ合わせる。
仕上げに黒胡椒をふって出来上がり!
写真:今津聡子 構成:編集部