ウー・ウェンさんの北京の家庭料理
豆腐の滑らかな舌触りの中から香味が弾ける"香味野菜の白和え"

豆腐の滑らかな舌触りの中から香味が弾ける"香味野菜の白和え"

すっかり肌寒くなったかと思えば、急に暑さがぶり返すこともあるこの季節。そんな不意の暑さにぴったりの、すっきりとした白和えをご紹介します。

香味野菜の白和えのつくり方

材料材料 (3~4人分)

豆腐1丁(300g)(絹ごし)
香菜2本分(茎ごとみじん切り)
みょうが2個分(みじん切り)
練り胡麻大さじ2(白)
粗塩小さじ1/3

1豆腐を水切りする

豆腐はザルに入れて粗くくずし、一晩水きりする。

豆腐を水切りする
豆腐はザルで一晩水きりしておくだけで、こんなに水が出てきます。裏ごしする必要がないので手軽。

2和える

ボウルに1と練り胡麻、粗塩を入れてよく混ぜ、香菜とみょうがを入れて和える。

和える
ふだん、生の食材はほとんど食べませんが、まだ暑さの残る季節には白和えも。具材に特別な下ごしらえも必要なく、絹ごし豆腐と練り胡麻のやさしくなめらかな舌ざわりのなかから、香菜やみょうがの香味が弾けます。

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン

北京生まれ。1990年に来日。料理研究家としてクッキングサロンを主宰しながら、シンプルで体にやさしい中国家庭料理のレシピを雑誌や書籍、テレビなどで幅広く発信している。家庭では二人の子供をもつ母。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の台所」に掲載したものです。

四季dancyu「秋の台所。」
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2019年09月13日発売 / 1,100円(税込)
鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。