揚げたての揚げ物は最高です!だからこそ、家で揚げ物をつくってみませんか?油の量や温度、揚げ上がりのサインなど、いくつかのポイントをクリアして絶品揚げ物を楽しみましょう!まずは基本のとんかつをご紹介します。
一つずつステップを踏んで、とんかつづくりにトライ。
サクサクのフライ衣。衣の中の豚肉はジューシーでおいしさ炸裂。
申し分のないボリューム。あ~、旨い!
揚げたてのおいしさを噛みしめる。
そしてさらにエキサイティングなのは、とんかつベースのメニューがたくさんあること。
かつカレー、かつ丼、かつサンド。
どれをとっても味覚中枢が刺激されるものばかり。毎日食べたいとんかつが勢ぞろい。
さて、今日のとんかつ、どれにする?
ロース肉は豚の背中に当たる部位。きめが細かくてやわらか。
そして赤身と脂身のバランスがよくて、旨味も十分。
とんかつ用として使いやすい厚さに切って売られています。
豚ロース肉 | 2枚(とんかつ用) |
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塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
★ 衣 | |
・ 小麦 | 適量 |
・ 溶き卵 | 適量 |
・ パン粉 | 適量 |
揚げ油 | |
キャベツ | 200g(せん切り) |
レモン | 2切れ(くし形切り) |
とんかつソース | 適量 |
練りがらし | 適量 |
豚肉はまな板に脂身を手前に置き、脂身と赤身の間にある筋に4~5本切り込みを入れて切る。豚肉の両面に塩、胡椒をふる。5分ほどおいてキッチンペーパーで押さえて両面の水気を拭き取る。
バットなどに小麦粉を敷き、豚肉を入れて小麦粉を薄くまぶして余分な粉をはたき落とす。
卵1個をよく溶いてバットなどに入れ、②に溶き卵をつける。
バットなどにパン粉を敷き、③にパン粉をつけてパン粉の上から、軽く押さえながら形を整える。
フライパンに深さの1/2まで油を入れて中温に熱する。乾いた菜箸を入れて、細かい泡がまっすぐ出る状態。火加減は中火にし、豚肉を油に入れる。
途中裏に返しながら、3分ほど揚げて取り出す。キャベツのせん切りと、とんかつを食べやすく切って器に盛り、レモン、練りがらしを添えてとんかつソースをかける。
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介