揚げ物の基本が分かるフライレシピ
黄身がとろ~りと流れ出す卵カツ

黄身がとろ~りと流れ出す卵カツ

卵にパン粉をつけて揚げるだけで、簡単おつまみの完成です。揚げたての揚げ物は最高です!だからこそ、家でつくってみませんか?油の量や温度、揚げ上がりのサインなど、いくつかのポイントをクリアして絶品揚げ物を楽しみましょう!

ビール、ハイボールが待ち遠しい「揚げつま」

喉ごしのいいビールに、サクッと「揚げつま」。
スカッと爽やかなハイボールに、からりと「揚げつま」。
飲むために揚げるか、揚げたから飲むか。
フライやから揚げ、揚げたつまみに、飲兵衛の魂は大きく揺さぶられる。
今晩もいい気分。

卵カツのつくり方

材料材料 (2人分)

4個(新鮮なもの)
パン粉適量
揚げ油適量
水菜100g
とんかつソース適量

1パン粉を敷き卵を割り入れる

15×15cmの正方形に切ったオーブンシートを4枚準備して、直径12cmぐらいの皿に敷き、パン粉を敷いてその上に常温にもどした卵1個を割り入れる。

パン粉を敷き卵を割り入れる

2パン粉を被せる

上からパン粉をふり、軽く押さえてまぶす。これを4セットつくる。

パン粉を被せる

3揚げる

揚げ油を高めの中温に熱して、②を2個、オーブンペーパーのまま入れる。

揚げる

4裏返す

中火で1分ほど揚げ、まわりが色づいてきたらオーブンペーパーを取りはずし、卵を裏に返してさらに1分ほど揚げて取り出す。油の中のパン粉をすくい取り、残り2個も同様に揚げる。

裏返す

5盛りつける

長さ3~4cmに切った水菜を、冷水に晒してパリッとしたら、サラダスピナーに入れて水気をきる。器に卵カツを盛って水菜を添え、とんかつソースをかける。

盛りつける
パン粉でボリューム満点。ガツンと食べたいときにはこれしかない!オーブンペーパーを利用するのがポイントです。

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

手ほどき!dancyu 基本の揚
手ほどき!dancyu 基本の揚
A4変型判(96頁)
2020年8月31日発売/700円(税抜き)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。