踊り出したくなるほど美味しい沖縄料理
魚の旨味とゴーヤーの苦味が絶妙な"ゴーヤーかまぼこ"

魚の旨味とゴーヤーの苦味が絶妙な"ゴーヤーかまぼこ"

ゴーヤーの中に魚のすり身を詰めた「ゴーヤーかまぼこ」のつくり方をご紹介します。見た目もキュートで、食卓で存在感を発揮する一品です。

“苦い”が旨い!

うこん入りのすり身を詰めて焼いただけ。簡単なのに、このキュートさと存在感!魚のすり身のねっとりとした旨味とゴーヤーの苦味がとてもよく合います。おかずにも、酒の肴にも使えるレシピです。

ゴーヤーかまぼこのつくり方

材料材料 (約20個分)

ゴーヤー1本
A
・ 魚のすり身100g
・ 片栗粉小さじ1弱
・ 塩1g
・ 砂糖小さじ1
・ ターメリック少々(うこん)
サラダ油適宜

1かまぼこの生地をつくる

ボウルにAの材料を入れて、しゃもじでよく混ぜ合わせる。ターメリックの量は、色を見ながら好みで調整する。

2ゴーヤーを切る

ゴーヤーは、長さ5㎝くらいに切り、バターナイフの柄を緑色の部分のすぐ内側に差し込んでグルリと回し、ワタと種を取る。さらに7~8㎜程度の厚さにスライスする。

3生地をゴーヤーに詰める

くりぬいた部分に、1の生地をバターナイフを使って詰めていく。裏返して、全体にきっちり詰める。

生地をゴーヤーに詰める

4焼く

フライパンに油を熱し、3を入れて、弱火でじっくり焼く。途中で裏返し、真ん中の部分に火が通って軽く焦げ目がつけば出来上がり。

ゴーヤーかまぼこ

店舗情報店舗情報

にんじん食堂うずまさ
  • 【住所】京都府京都市右京区太秦多藪町9
  • 【電話番号】075-864-2690
  • 【営業時間】12:00~14:30、18:00~22:00 完全予約制
  • 【定休日】水曜 木曜
  • 【アクセス】JR「太秦駅」より8分、嵐電「帷子ノ辻駅」より7分、バス停「太秦開町」より1分

教える人

内田真美 料理研究家

実方藤男、大道寺ちはる 「にんじん食堂うずまさ」料理人

京都・太秦で沖縄料理店を営む実方(じつかた)藤男さんと大道寺ちはるさん。
21年前に沖縄・壺屋で店を始める以前は、実方さんは執筆業、大道寺さんは校正業とまったく違う畑からの転身。根っからの料理人ではないからこそ、文献を徹底的に調べ、緻密に試作を重ねて、数々の沖縄伝統料理を復活させてきた。

写真:東谷幸一 文:里見美香

※この記事の内容はdancyu2015年9月号に掲載したものです。