ゴーヤーの中に魚のすり身を詰めた「ゴーヤーかまぼこ」のつくり方をご紹介します。見た目もキュートで、食卓で存在感を発揮する一品です。
うこん入りのすり身を詰めて焼いただけ。簡単なのに、このキュートさと存在感!魚のすり身のねっとりとした旨味とゴーヤーの苦味がとてもよく合います。おかずにも、酒の肴にも使えるレシピです。
ゴーヤー | 1本 |
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A | |
・ 魚のすり身 | 100g |
・ 片栗粉 | 小さじ1弱 |
・ 塩 | 1g |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ ターメリック | 少々(うこん) |
サラダ油 | 適宜 |
ボウルにAの材料を入れて、しゃもじでよく混ぜ合わせる。ターメリックの量は、色を見ながら好みで調整する。
ゴーヤーは、長さ5㎝くらいに切り、バターナイフの柄を緑色の部分のすぐ内側に差し込んでグルリと回し、ワタと種を取る。さらに7~8㎜程度の厚さにスライスする。
くりぬいた部分に、1の生地をバターナイフを使って詰めていく。裏返して、全体にきっちり詰める。
フライパンに油を熱し、3を入れて、弱火でじっくり焼く。途中で裏返し、真ん中の部分に火が通って軽く焦げ目がつけば出来上がり。
京都・太秦で沖縄料理店を営む実方(じつかた)藤男さんと大道寺ちはるさん。
21年前に沖縄・壺屋で店を始める以前は、実方さんは執筆業、大道寺さんは校正業とまったく違う畑からの転身。根っからの料理人ではないからこそ、文献を徹底的に調べ、緻密に試作を重ねて、数々の沖縄伝統料理を復活させてきた。
写真:東谷幸一 文:里見美香
※この記事の内容はdancyu2015年9月号に掲載したものです。