踊り出したくなるほど美味しい沖縄料理
鮮烈な苦味が暑気を払うフレッシュゴーヤーレシピ

鮮烈な苦味が暑気を払うフレッシュゴーヤーレシピ

新鮮なゴーヤーが手に入ったら、火を通さないフレッシュな風味もぜひ試してみてください。その鮮烈な味わいは夏バテを吹き飛ばしてくれるはず!

フレッシュで刺激的な味わい

新鮮なゴーヤーを生のまま味わうフレッシュなレシピをご紹介します。
まずは、ゴーヤーをすりおろした「シリシリー」です。シリシリーというとニンジンなどを使ったものが有名ですが、ゴーヤーシリシリーは、おかずにもデザートにもなります。さらに絞ればジュースにもなるので、この夏の暑気払いに活用してみてください。
次は「ゴーヤーのさしみ」。程よい苦味が酒のつまみにぴったりです。できるだけ白いワタの部分は取り除き、美味しい緑の部分だけを使ってみてください。

シリシリーとジュース

材料材料

ゴーヤー適宜

1すりおろす

ゴーヤーは、おろし金で周りのイボイボと緑の部分をおろす。白い部分は味が悪いので、それ以上はおろさない。

すりおろす

2味付けをする

シリシリーは、ヨーグルトの上にのせ、蜂蜜や果汁で甘く味つけしてもいいし、鰹の削り節、醤油で食べればおかずになる。

味付けをする

3ジュースにする

おろしたものを布巾などで絞れば、ジュースになる。グラスに氷を入れて注ぎ、濃ければ水で割っても。蜂蜜やりんごジュース、シークヮーサージュースなどで割ってもいい。絞ったかすは、大根おろしのように添え物にも使える。

ジュースにする

ゴーヤーのさしみ

材料材料

ゴーヤー適宜
少々

1短冊切りにする

ゴーヤーは短冊切りにし、白い部分を落とす。

ゴーヤー

2塩をふる

外皮を下にしてまな板に並べて塩をふりかけ、指で断面になじませる。鰹の削り節、ポン酢、マヨネーズなどをかけて食べてもおいしい。残ったら、熱湯にさっとくぐらせて冷蔵するといい。

塩をふる

店舗情報店舗情報

にんじん食堂うずまさ
  • 【住所】京都府京都市右京区太秦多藪町9
  • 【電話番号】075-864-2690
  • 【営業時間】12:00~14:30、18:00~22:00 完全予約制
  • 【定休日】水曜 木曜
  • 【アクセス】JR「太秦駅」より8分、嵐電「帷子ノ辻駅」より7分、バス停「太秦開町」より1分

教える人

内田真美 料理研究家

実方藤男、大道寺ちはる 「にんじん食堂うずまさ」料理人

京都・太秦で沖縄料理店を営む実方(じつかた)藤男さんと大道寺ちはるさん。
21年前に沖縄・壺屋で店を始める以前は、実方さんは執筆業、大道寺さんは校正業とまったく違う畑からの転身。根っからの料理人ではないからこそ、文献を徹底的に調べ、緻密に試作を重ねて、数々の沖縄伝統料理を復活させてきた。

写真:東谷幸一 文:里見美香

※この記事の内容はdancyu2015年9月号に掲載したものです。