旬の香味野菜クッキング
適度な苦みが味わい深い"青じその豆腐チャンプルー"

適度な苦みが味わい深い"青じその豆腐チャンプルー"

野菜が余ったときに便利な料理と言えばチャンプルー。そのチャンプルーをいつもより、大人な味わいを目指してつくってみませんか?しそが入ることで、ぐっと香りが立ち、その適度な苦味が全体の味わいを引き締めてくれます。

シンプルな味わいを引き締める

チャンプルーは、やさしく穏やかな味わいにしその香りがアクセントに。味つけは塩麹と淡口醤油、酒のみ。シンプルで穏やかな味わいを、しその香りと苦味が引き締める。
「野菜は何でも、そのときあるものを使ってください」と松木さん。

青じその豆腐チャンプルーのつくり方

材料材料 (4人分)

しそ10枚
木綿豆腐1丁
豚バラ肉300g(スライス)
塩麹80g
大さじ2
玉ねぎ1/2個
ピーマン1個
なす1/2個
にんじん1/2本
サラダ油大さじ1
2個
淡口醤油大さじ1

1豆腐の下準備

木綿豆腐はバットなどに入れ、水を張ったボウルなどを上から重石としてのせ30分ほど置いて水きりした後、3cm角に切る。

豆腐の下準備

2肉を漬け込む

豚バラ肉は5cmほどの幅に切り、塩麹と酒をもみ込んで10分置く。

肉を漬け込む

3野菜をカットする

玉ねぎ、ピーマン、なす、にんじんは食べやすい大きさの薄切りにする。にんじんは火が通りにくいので少し薄めにスライスする。しそは軸を落としてざく切りにする。

野菜をカットする

4材料を炒める

フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を入れて中火で炒める。肉の色が変わったらしそ以外の③の野菜をすべて入れ、全体にしんなりするまで炒める。

5仕上げ

豆腐を入れて炒め、温まったら溶いた卵を回し入れる。しそと淡口醤油を入れて、手早く炒め合わせて出来上がり。

仕上げ

教える人

松木一浩 「ビオファームまつき」代表

松木一浩 「ビオファームまつき」代表

レストランのサービスマンから有機農業の道へ転身。現在は、55種類の野菜を育てつつ、デリやレストランを展開し、日本の新しい農業の形を探求中。

文:佐々木ひろこ 写真:平松唯加子

※この記事の内容はdancyu2015年7月号に掲載したものです。