フレッシュ夏野菜クッキング
だし汁でつくる豚と冬瓜の和風カレー

だし汁でつくる豚と冬瓜の和風カレー

クセがなく、どんな料理にも合わせやすい冬瓜を和風カレーにしました!だし汁ベースであっさりと食べられます。食欲が落ちてきた夏にぴったりのヘルシーだけどスタミナ満点のカレーです!

冬瓜も夏を代表する野菜です!

だし汁でつくる醤油風味の和風カレー。かくし味の梅干しがいい味わい。

豚と冬瓜のカレーのつくり方

材料材料 (3~4人分)

豚バラ薄切り肉200g
冬瓜正味300g
玉ねぎ1個
トマト2個(250g)
にんにく1片分(みじん切り)
生姜1片分(みじん切り)
梅干し2~3個
カレー粉大さじ3~4
だし汁600ml(鰹昆布だし)
胡麻油小さじ2
サラダ油大さじ2~3
醤油大さじ1 1/2~2
味醂大さじ1 1/2~2
少々
黒米入りご飯適量

1下ごしらえ

冬瓜は種を取りのぞいて皮をむき、厚さ1.5~2cmの一口大に切る。玉ねぎは粗いみじん切りに、トマトは小さめの角切りにする。梅干しは種から実を外して適当にちぎる。

2豚肉の下ごしらえ

豚肉は長さ3cmに切る。熱湯に入れて色が変わるまでさっと湯がき、ザルにあげる。

3炒め合わせる

熱した鍋に胡麻油を入れ、冬瓜を入れて表面が透き通るまで炒め、取り出す。続けてサラダ油を入れて玉ねぎを炒め、透き通ったらにんにくと生姜を加えて炒める。玉ねぎがほんのりきつね色になるまで、時々混ぜながら炒め、トマトを加えて水分をとばすように炒め合わせる。

4調味料を加え煮る

カレー粉を入れて全体になじませ、だし汁を加えて冬瓜を戻し入れる。煮立ってきたら弱火にして、途中で豚肉を加えて7~8分煮る。

5仕上げる

火を止める直前に梅干しを加えてなじませ、醤油、味醂で調味して塩で味をととのえる。
器に黒米入りご飯とカレーを盛る。

皿に盛る

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。季節感あふれる食と暮らしを提案。忙しい合間を縫って、自らも畑を耕しながら日本の四季を大切に思う。それぞれの季節に寄り添いながら、体の養生を考える。日本ならではの和の味だけにとどまらず、世界を食べ歩いた経験をフルに活用したオリジナリティーあふれる料理が得意。『春夏秋冬 土用で暮らす:五季でめぐる日本の暦』(主婦と生活社)、『バスクバルレシピブック』(誠文堂新光社)など著書も多数。

文:中村裕子 写真:野口健志

※この記事の内容はdancyuムック四季dancyu夏の定番。に掲載したものです。

四季dancyu夏の定番。
四季dancyu夏の定番。
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A4変型判(120頁)
ISBN:9784833476140
2017年06月15日発売 /1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。