「チオベン」の春巻きは、フルーツやハーブを使った新感覚の味わいと食感を楽しめます。皮の二重巻きがポイントで、食べ応えもあります。爽快なソーダ割と一緒にどうぞ!
「チオベン」の一番人気である春巻きは、ハーブや海老、フルーツが華やかで、小さいながらも二重に巻いた皮の存在感で食べごたえあり。合わせる焼酎はお好みだけど、甘さや香ばしさなど、料理と焼酎の香りのニュアンスに共通項を見つけてペアリングするのも面白い。
梨 | 大1個 |
---|---|
生ハム | 10~20枚(60g) |
バジルの葉 | 20~30枚 |
春巻きの皮 | 20枚(ミニサイズ) |
揚げ油 | 適宜 |
梨は親指大に切る。生ハムは適当にちぎっておく。
春巻きの皮一枚を広げ、梨2~3切れ、生ハム1~2切れ、バジルの葉2~3枚をのせて巻く。生ハムは塩気をみて加減を。梨の水分で皮が破けても、後からもう一枚巻くので気にしない。残りも同様に巻く。
揚げる直前に、もう一枚の皮で巻いて二重にする。残りも同様に。その際、留め終わりの部分を手前にして巻くと、皮の厚さが均一になる。包み終わりは水を塗って留める。160~170度の油で、きつね色になるまでじっくり揚げる。
海老 | 250g(ブラックタイガー) |
---|---|
里芋 | 大3個 |
A | |
・ 豚の背脂 | 50g(挽いたもの) |
・ 塩 | 小さじ1弱 |
・ 砂糖 | 小さじ1/2 |
・ 胡椒 | 小さじ1/3 |
・ 片栗粉 | 小さじ1 |
・ 胡麻油 | 大さじ1/2 |
えごまの葉 | 10枚 |
春巻きの皮 | 20枚(ミニサイズ) |
揚げ油 | 適宜 |
海老は殻と尻尾、背ワタを取って一尾を3~4つに切り、塩、片栗粉各少々(分量外)を手でもみ込んで汚れを取り、水洗いしてキッチンペーパーなどで水気を拭く。
里芋は皮付きのまま串がスッと通るまで蒸し、皮をむいて親指大に切る。Aを加え、粘りが出るまで練る。
春巻きの皮一枚を広げ、えごまの葉をちぎって置き、1と3を適量のせて巻く。包み終わりは水を塗って留める。残りも同様に巻く。
梨・生ハム・バジルの春巻き同様、揚げる直前にもう一枚の皮で巻いて二重にし、160~170度の油できつね色になるまでじっくり揚げる。
北海道生まれ。札幌の料理店に20年以上関わった後、上京。2011年から「chioben(チオベン)」を開始。斬新な素材の組み合わせと、現代アートのような美しいスタイリングでファン多数。
文:鹿野真砂美 写真:木村 拓
※この記事の内容はdancyu2016年9月号に掲載したものです。