焼酎にぴったりのスパイスつまみ
ピリッとした辛味が甘さを引き立てる"ライチ青山椒"

ピリッとした辛味が甘さを引き立てる"ライチ青山椒"

ライチのエスニックな甘さに、和テイストな青山椒の刺激が好相性!ライチを剥いてまぶすだけで絶品おつまみが誕生します。米焼酎のロックか、黒糖のモヒートがお薦めです。

甘さ際立つ和風スパイス

芋に限らず、黒糖のふくよかな香り、麦や米の香ばしさ。焼酎って香りがとても豊かで複雑で、味わいは決して甘くなくドライ。だから、甘さやコクと合わせると、その香りと混じり合いながらも、キレよく流してくれる。ライチは台湾産の甘くてジューシーなものでぜひ。ほかに、マンゴーなどの南国系フルーツもお薦め。実山椒ペーストをつくり置きしておけば、ささっとつくれるのもうれしい。刺身やローストビーフに添えても。

ライチ青山椒のつくり方

材料材料 (2~3人分)

生ライチ6個
実山椒大さじ1(実山椒はパックや瓶詰の水煮を使用。塩漬けの場合は塩抜きをしてから使う)
米油小さじ1
醤油小さじ1/2

1山椒をペーストにする

実山椒は汁気をきり、すり鉢であたってペースト状にし、米油、醤油を混ぜる。

2仕上げ

ライチは包丁をぐるっと一周させて皮を半分むき、器に並べる。1を少量のせる。

仕上げ
仕上げ

教える人

山本千織

山本千織 弁当とケータリング「chioben」主宰

北海道生まれ。札幌の料理店に20年以上関わった後、上京。2011年から「chioben(チオベン)」を開始。斬新な素材の組み合わせと、現代アートのような美しいスタイリングでファン多数。

文:鹿野真砂美  写真:木村拓

※この記事の内容はdancyu2016年9月号に掲載したものです。

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。