ライチのエスニックな甘さに、和テイストな青山椒の刺激が好相性!ライチを剥いてまぶすだけで絶品おつまみが誕生します。米焼酎のロックか、黒糖のモヒートがお薦めです。
芋に限らず、黒糖のふくよかな香り、麦や米の香ばしさ。焼酎って香りがとても豊かで複雑で、味わいは決して甘くなくドライ。だから、甘さやコクと合わせると、その香りと混じり合いながらも、キレよく流してくれる。ライチは台湾産の甘くてジューシーなものでぜひ。ほかに、マンゴーなどの南国系フルーツもお薦め。実山椒ペーストをつくり置きしておけば、ささっとつくれるのもうれしい。刺身やローストビーフに添えても。
生ライチ | 6個 |
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実山椒 | 大さじ1(実山椒はパックや瓶詰の水煮を使用。塩漬けの場合は塩抜きをしてから使う) |
米油 | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1/2 |
実山椒は汁気をきり、すり鉢であたってペースト状にし、米油、醤油を混ぜる。
ライチは包丁をぐるっと一周させて皮を半分むき、器に並べる。1を少量のせる。
北海道生まれ。札幌の料理店に20年以上関わった後、上京。2011年から「chioben(チオベン)」を開始。斬新な素材の組み合わせと、現代アートのような美しいスタイリングでファン多数。
文:鹿野真砂美 写真:木村拓
※この記事の内容はdancyu2016年9月号に掲載したものです。