日本酒に合うスパゲッティは、キャベツの甘味が広がるやさしいミートソース。
食感の違うキャベツやパセリ、トマトなど野菜の青い風味と、粉チーズ、食べた後にふわりと立ち上る味噌の風味など、さまざまな香りが競演する。ぜひお試しを!
牛挽き肉 | 150g |
---|---|
キャベツ | 2枚 |
にんにく | 1/4片(みじん切り) |
トマト水煮缶 | 1/4カップ(みじん切り) |
味噌 | 小さじ2 |
塩 | 適宜 |
スパゲッティ | 200g |
オリーブオイル | 適宜 |
粉チーズ | 適宜 |
イタリアンパセリ | 適宜 |
キャベツは粗みじんに切る。1枚はクタクタに煮込み、1枚は仕上げにサッとゆでて、キャベツの食感の違いを演出する。
フライパンにオリーブオイル小さじ1を熱し、にんにくを入れて香りが立ったら、半量のキャベツ、トマトの水煮、味噌、水1と1/2カップを加える。沸騰したら中火で15分ほど煮込んで、まずはおいしい野菜のスープをつくる。
挽き肉を加え、ヘラでほぐしながら弱火で3分ほどゆっくりと火を通す。仕上がりはしゃばしゃばの状態が◎。挽き肉に野菜のスープを吸わせてふっくらとしたやさしい味の有馬流ミートソースが完成。
1%の塩を入れた湯でスパゲッティをゆでる。 ゆで時間の3分前に残りのキャベツを投入。
3のフライパンに湯をきった4、イタリアンパセリ、オリーブオイル大さじ1を入れ、麺にソー スがなじむようにしっかりと炒め合わせる。皿に盛り、好みで粉チーズをふる。
牛肉や味噌の濃厚さに負けない骨太タイプ。
どっしりとした旨味を中心に、酸味やわずかな渋みもある。骨太で剛直な印象の生酛純米。コクのある料理と相性が良く、特に牛肉や味噌と合わせると、互いの旨味をぐぐっと引き上げて、後口はすんなり収まるのが、心地よい。
文:山同敦子 写真:日置武晴
※この記事の内容はdancyu2013年3月号に掲載したものです。
イタリア各地の店などで腕を磨き、2002年、東京・門前仲町に「パッソ・ア・パッソ」を開店。