今日、なにつくる?
坂田阿希子さんのサクサクむっちりチュロスレシピ

坂田阿希子さんのサクサクむっちりチュロスレシピ

本場スペインでは朝からホットチョコレートに浸して食べるほどの定番菓子。外はカリッ、中はフカフカの軽い食感で、ついつい手が伸びる。溝にからんだシナモンシュガーの甘さと香りで上品な味にまとめている。

経験がなくとも簡単につくれる!

チュロスの生地はシュー皮と似ていて、サクッとムチッと、軽い食感。まず生地に根気よく卵液を混ぜる、混ぜる。プルンと弾力のある生地に仕上がったら、あとは絞り出しながら揚げるだけ。二人いれば、一人が絞り、もう一人がはさみで切る。長いチュロスもこれで完璧。

チュロスのつくり方

材料

材料材料 (15本分)

A
・ バター60g(食塩不使用)
・ 水100ml
・ 砂糖小さじ1
・ 塩2g
強力粉110g
2個
★ シナモンシュガー
・ グラニュー糖大さじ1
・ シナモンパウダー小さじ2
揚げ油適量

1下準備

・バターは室温に戻す。
・卵を溶きほぐす。
・強力粉はふるう。
・絞り出し袋に星形の口金をつける。
・シナモンシュガーの材料を大きめのビニール袋に入れて混ぜ合わせる。

2バターを熱し、粉を加える

鍋にAを入れて中火で熱し、沸騰してバターが溶けたら強力粉を一気に加える。

バターを熱し、粉を加える

3生地をまとめる

生地がひとまとまりになるまで、木ベラで絶えず混ぜる。鍋底に薄い膜ができたら、火を止める。

生地をまとめる
あっという間にまとまるので、気を抜かない!
生地をまとめる

4卵を加える

ボウルに生地を移し、溶きほぐした卵を少しずつ加えて混ぜる。同じように5~6回繰り返し、卵を完全に混ぜ合わせる。

卵を加える
卵を加える
卵を加える

5成形しながら揚げる

絞り出し袋に生地を入れる。フライパンに揚げ油を中火にかけ、180度に熱する。生地を長さ12cmほど絞り出してはさみで静かに切る。このとき形が真っすぐになるように、はさみにくっついた生地をのばすようにして、揚げ油に落とす。

成形しながら揚げる
水分の少ない生地なので、揚げ油の温度は高め。

6回しながら揚げる

トングでクルクル回しながら、きつね色になるまで揚げる。

回しながら揚げる

7仕上げ

油をきって粗熱を取ったチュロスをシナモンシュガーの袋に入れて、袋をふりながら満遍なくまぶす。

仕上げ
坂田阿希子 料理研究家

坂田阿希子 料理研究家

フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。

文:石出和香子 写真:馬場わかな

※この記事の内容はdancyu2015年4月号に掲載したものです。