定番のお弁当といえば、鶏そぼろと卵、それと野菜の三色弁当。春の野菜は絹さやで、夏はピーマンやいんげん、冬はかぶの葉や小松菜など、季節に応じて変化もつけられます。鶏そぼろさえつくってあれば、あっという間のスピード弁当です。
鶏そぼろ | 120g |
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卵 | 2個 |
酒 | 小さじ1/2 |
塩 | 適量 |
サラダ油 | 少々 |
絹さや | 12~15枚 |
ご飯 | 適量 |
しば漬け | 適量 |
卵は割りほぐし、酒と塩少々を加えて混ぜる。フライパンにサラダ油を熱して卵液を流し入れ、しっかりとかき混ぜながら細かい炒り卵をつくる。
絹さやはへたと筋を取り、塩少々を加えた熱湯でゆで、数枚重ねてから包丁で斜めにせん切りにする。
弁当箱にご飯を敷き詰め、鶏そぼろ、炒り卵、絹さやをのせる。しば漬けを添えて完成。
四季に寄り添った食と暮らしを提案する料理研究家。料理教室「日々の飯事」主宰。菜園での野菜づくりがライフワーク。春夏秋冬それぞれの季節が極まり、次の季節の準備期間である「土用」を暦の中でも特に大切にしている。一児の母となり、忙しい日々の中で家族への想いも増してさらに深く土用を考えるようになった。
文・中村裕子 写真・野口健志
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。