甘~い葉玉ねぎに、スパイシーなパプリカ入りのサルシッチャ(イタリアのソーセージ)が効いた極上のソース。そこにソースの絡まりやすいフジッリでいただく一皿です。
煮込んだサルシッチャからは肉の旨味とスパイスの風味がにじみ出し、くたくたに煮た葉玉ねぎからの甘味、チーズの旨味が押し返す。フジッリはこの旨味の間でおしくらまんじゅうされている。
フジッリ | 80g |
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サルシッチャ* | 60g(生のソーセージ。中身だけ使う) |
葉玉ねぎ | 1本(約60g。なければ九条ねぎなど) |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ1強 |
E.V.オリーブオイル | 適量 |
ペコリーノ・ロマーノ | 適量(すりおろす) |
*できれば、パプリカ入りの赤いものが望ましいが、シンプルな塩、胡椒だけの生ソーセージであれば、パプリカパウダー、チリペッパーなど、好みでスパイスを足すとよい。 |
鍋に2Lの湯を沸かし、塩20g(分量外)を加えてパスタを投入。表示時間より2分短めにタイマーをかける。
葉玉ねぎは、葉と白い部分に分けて、白い部分は斜め切り、葉はざく切りにする。にんにくは手で潰す。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱する。にんにくが色づいて香りが立ったら、指でサルシッチャを一口大にほぐしながら入れて軽く炒める。
サルシッチャに火が通ったら、葉玉ねぎを入れ、油となじませる。レードル2杯ほど湯を入れたら蓋をして、全体を蒸し煮にする。葉玉ねぎがくたくたになったら味をみて、塩気が足りないようならパスタのゆで汁を加える。
ゆで上がったフジッリを入れて全体を和える。仕上げにペコリーノ・ロマーノを加え、E.V.オリーブオイルを回しかける。皿に盛り、好みでペコリーノ・ロマーノをふる。
文:柴田香織 写真:邑口京一郎
※この記事の内容はdancyu2018年5月号に掲載したものです。