東京は西荻窪の「ビストロ サン・ル・スー」が考えるのは、レモンと黒胡椒をアクセントにした、カレー風味のツナ入りポテトサラダ。大ぶりのメークインを丁寧にゆで、しっかりと下味を馴染ませることで、マヨネーズとじゃがいもの新たなハーモニーが生まれます。
カレー風味のツナ入りポテサラである。
カレー粉は、じゃがいもをゆでる際に使う。
穏やかなカレー風味は、おかずにもビールにもよく合う。
カレー粉とマヨネーズ。ツナとマヨネーズ。じゃがいもとマヨネーズ。
それぞれの相性の良さを実感できるポテサラです。
じゃがいも | 中4~5個(500g)(メークイン) |
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玉ねぎ | 1/2個 |
パセリ | 1枝 |
ツナ | 小1缶(80g)(缶詰) |
カレー粉 | 小さじ2 |
レモン汁 | 1/4個分 |
塩 | 適量 |
黒胡椒 | 適量 |
マヨネーズ | 1/2カップ |
クレソン | 適量(飾り用) |
じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、さっと洗う。
玉ねぎは繊維に沿って薄くスライスし、塩少々でもんでから水にさらし、水気を絞る。
パセリは枝を取り除き、葉を粗みじん切りにする。
ツナは缶の汁をきっておく。
鍋にじゃがいもと水800ml(分量外)、塩少々を入れて中火にかける。沸騰したらカレー粉を入れる。湯がポコポコと煮立つ火加減を保ちながら、じゃがいもがやわらかくなるまでゆで、ざるにあげて湯をきる。
ボウルに玉ねぎと1のじゃがいもを入れ、レモン汁を回しかける。ツナ、パセリも加える。
黒胡椒をたっぷりとふり、マヨネーズを入れて混ぜ合わせる。味をみて、塩で調える。器に盛り、食べやすく切ったクレソンを添える。
――6月12日(“ル・マンジュ・トゥーのウフ・マヨネーズ”)につづく。
1964年、静岡県生まれ。フードコーディネーターとして活動した後、フランス料理の料理人である夫とフランスに渡り、各地のレストランで2年間研鑽を積む。1995年に、夫婦で西荻窪に「ビストロ サン・ル・スー」を開店した。
文:鹿野真砂美 写真:福原毅