dancyu本誌から
dancyu2月号の第2特集は「バルの楽しみ方」

dancyu2月号の第2特集は「バルの楽しみ方」

スペインには「バル」文化がある。朝はカフェ、昼や夜はちょっと料理をつまんだり、 酒を飲めるカフェとバーを融合したような空間だ。 なかでも美食の街、サン・セバスチャンには人気のバルが立ち並ぶ。第2特集では、本場のバルを巡り、その美味しさや楽しみ方などを探ってみた。さらに名店バルのレシピもご紹介。

素朴な味わいがうれしい地元の人気店「San Marcial」

カウンターの側面にはスペインタイルが貼られ、 地元らしい雰囲気が心地よい。
カウンターの側面にはスペインタイルが貼られ、 地元らしい雰囲気が心地よい。

「San Marcial(サン・マルシアル)」は35年前、別のバルで働いていた男たち4人が集まって開いたローカルなバル。今ではすっかり渋みを増したマスターたちが提供するのは、クラシックなピンチョスの数々だ。チャコリ(バスク地方の微発泡白ワイン)もピンチョスも、ほぼ1.9ユーロで統一されているのは「計算しやすいから」なのだとか。

トレンチコートを着た海老、アンチョビの天ぷら。いずれもイーストを加えたふわふわの衣が絶妙。
トレンチコートを着た海老、アンチョビの天ぷら。いずれもイーストを加えたふわふわの衣が絶妙。
卵をからめて揚げた鰯のフリト。
卵をからめて揚げた鰯のフリト。
ベジョータのプチケーキは豚の角煮そのもの!
ベジョータのプチケーキは豚の角煮そのもの!

じゃがいも、ピーマン、卵、海老、アンチョビ、オリーブ、ハモン......といったバスクの定番食材がさまざまな組み合わせや調理法で七変化するのが、伝統的なピンチョスの面白さ。そんなクラシックな料理を得意とする「サン・マルシアル」で教わった“海老と卵のせトースト"(スペイン語で“トスタ・デ・ウエボ・イ・ガンバス”)のレシピをご紹介。

「どれもチャコリに合うよ!」と、店主のロレントさんが太鼓判を押す味。
「どれもチャコリに合うよ!」と、店主のロレントさんが太鼓判を押す味。

海老と卵のせトースト

材料 材料 (1個分)

バゲット 1枚(厚さ1cmのスライス)
アンチョビ 2枚(フィレ)
ゆで卵 2枚(スライス)
海老 1尾(ボイル)
ゆで卵 適量
マヨネーズ 適量(自家製)

1 バゲットはトースターで焼く。 アンチョビをのせる。

バゲットはトースターで焼く。 アンチョビをのせる。

2 ゆで卵のスライスをのせる。ボイル海老を開いて、のせる。

ゆで卵のスライスをのせる。ボイル海老を開いて、のせる。

3 自家製マヨネーズを絞る。

自家製マヨネーズを絞る。

4 チーズおろし器を使って、ゆで卵をすりおろす。

チーズおろし器を使って、ゆで卵をすりおろす。

スライスしたゆで卵の上に具材をのせ、その上にチーズおろし器でゆで卵をふわふわにすりおろすアイデアが斬新 ! 定番食材の食感を変えて、見た目を華やかにしたり、食感を変化させるのも、バルならではのテクニックだ。

“トスタ・デ・ウエボ・イ・ガンバス”の完成!
“トスタ・デ・ウエボ・イ・ガンバス”の完成!

教える人

ロレント

ロレント

1984年にスペインはバスク地方のサン・セバスチャンで「サン・マルシアル」をオープン。現在も店に立ち、元気に店を切り盛りしている。手頃な料金で、伝統的なバスク料理を楽しめるバルとして人気が高い。

店舗情報店舗情報

San Marcial
  • 【住所】Calle San Marcial 50, 20005 San Sebastián
  • 【電話番号】(+34)943 43 17 20
  • 【営業時間】9:00〜23:30
  • 【定休日】火曜

サン・セバスチャンのバル案内や、レシピ、そして本場のバルで使える実践基礎知識などをご紹介したdancyu2月号をぜひご覧ください!

dancyu2019年2月号
dancyu2019年2月号
第一特集:新しい、和のごはん
第二特集:「バル」の楽しみ方

A4変型 判(176頁)
2019年01月05日発売 / 880円(税込)
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文:大沼聡子 写真:伊藤徹也 編集協力:大山由美