
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介! 第63回は、デセールの名手、金井史章氏が率いる「INFINI」の「クッキー3種ボックス」です。

フランス語で“無限”を店名に冠する洋菓子店「INFINI(アンフィニ)」。
シェフは、フランス版ミシュランで星を長年獲得し続けるレストラン「ギイ・サヴォア」でデセールを学び、名だたるフレンチレストランでシェフパティシエを務めた金井史章氏。スイーツ好きには、東京・南青山「UN GRAIN」を人気店に押し上げたシェフパティシエとしても知られ、「INFINI」は2020年の開業直後から客足が絶えない。
生ケーキやイートインのデセール目当てのファンも多いが、倶楽部メンバーfutaさんがおすすめしてくれたように、金井氏が作る焼き菓子も名作揃いである。
シナモンクッキーでフランボワーズのジャムをサンドした「サブレカネル」は、スパイシーな風味に甘酸っぱさが重なり、もう一口、と手が伸びる。シナモンサブレにはシナモンはもちろん、アーモンドも加わって、薫り高く複雑な風味に酔いしれる。
今回紹介する「クッキー3種ボックス」はほかに、パリの石畳に見立てた、苺風味のココナッツ&チョコチップ入りクッキー「パヴェフレーズ」と、高知県産の和紅茶を練り込んだクッキーに土佐ベルガモットの果汁入りアイシングをかけた「サブレテベルガモット」もセット。苺やベルガモットなど、シェフが農園から見極めたフレッシュな果実などを主役に据え、どれも香りの余韻が美しい。

豊かな香りやフレーバーでさまざまな表情をもつ、金井氏による焼き菓子たち。
個人的に鼻息荒めに激しく推すのは、「黒トリュフ&白トリュフのアマゾンカカオクッキー缶」だ。
トリュフオイルの芳醇な香りと太田哲雄シェフのもとから仕入れるアマゾンカカオのフルーティーな味わいは、高揚感すら覚える贅沢な味わい。黒トリュフにはアマゾンカカオとカカオニブ、白トリュフにはクプアスとアマゾンカカオホワイトチョコを合わせ、隙間は黒胡椒をまぶしたローストカシューナッツを詰めた、“大人のクッキー缶”と言えよう。
甘いものが不得意な方にはもちろん、シャンパンやワインにもピタリと伴走してくれる。


文:藤井存希 写真:MURAKEN 協力:UTSUWA