
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介! 第61回は、クッキー缶が大人気の名古屋の老舗「カフェタナカ」による、発酵バターを使ったクリームに果実のコンフィチュールを掛け合わせたバターサンド「ビスキュイ・ウィッチ・アンサンブル」です。

2026年“バターサンド最前線”といえる、「カフェタナカ」の「ビスキュイ・ウィッチ・アンサンブル ~レザン&ゆず~」。焼き菓子でありながら、ひと口でまず驚くのは、蒜山(ひるぜん)ジャージー発酵バターで作る濃厚なクリームに合わせた、みずみずしい果実の存在感である。
西アフリカ・サントメ島産カカオを使用したビスキュイでサンドしたのは、エルダーフラワーがふわりと香る、山梨県産巨峰のコンポート。
一方、高知県芸西村で江戸時代から受け継がれる伝統製法の白玉糖を使用したビスキュイには、同じ高知県から馬路村産柚子のコンフィチュールをサンド。こちらは、わずかな苦味が柚子本来の風味を感じさせ、とろりと溶け出すほどのジューシーさ。
山梨県産の巨峰は、美味しさは一級品なのに大きさや小傷などが理由で市場に出回らなかった規格外の果実をあえて採用し、パティシエが丁寧にコンポートへと仕立てている。


そんな果実や生産者への想いをカタチにしたのは、クッキー缶ブームの火付け役としても知られる「カフェタナカ」のグランシェフパティシエ、田中千尋氏。
定番のクッキー缶「レガル・ド・チヒロ シュクレ」をはじめ、手仕事で作られるクッキー缶は量産することが難しく、一時はオンラインで販売開始後数分で完売したり、アクセスが集中しすぎてサーバーダウンしたことも度々あったと聞く。
今回紹介する「ビスキュイ・ウィッチ・アンサンブル ~レザン&ゆず~」も、6月にオープンした伊勢丹新宿店での限定、かつ毎週水曜のみの販売…という狭き門。確実に手にしたい方は、「三越伊勢丹オンラインストア」で予約しておくのがよさそうだ(毎週土曜日の店頭受け渡し分のみ予約可能)。
季節により使用する果実やビスキュイも変わっていく、まさに“今しか出会えない”バターサンド最前線である。

文:藤井存希 写真:MURAKEN 協力:UTUWA
お昼には売り切れ続出でしたが、最後の1点で買えた「ビスキュイ・ウィッチ・アンサンブル」は、ジャージー発酵バターのクリームと、巨峰や柚子のコンフィチュールを合わせたサンドで、バターサンドなのにジューシーなのが新感覚でした。