
dancyu夏号「夏はガツンと肉中華」のレシピを、担当した編集者が再現チャレンジ! 今回、編集長Fが披露したのは、吉祥寺「知味 竹爐山房」(現在は閉店)の山本豊さんに教えてもらった「豚スペアリブのカレー仕立て」です。
6月中旬、dancyu夏号「夏はガツンと肉中華」特集の編集部料理会を開催しました。各自が担当した料理をキッチンスタジオで再現してみて、みんなで食べようという企画です。
編集長Fが担当したのは、今は引退した伝説の中華料理人、元「知味 竹爐山房(ちみ ちくろさんぼう)」店主・山本豊さん直伝のレジェンドレシピ。試食会用には、その中から、ボリューミーでご馳走感のある「豚スペアリブのカレー風味仕立て」をチョイスしました。
これは、下ゆでした豚肉を揚げて(もしくは焼いて)煮込んでからさらに揚げてカレーソースをからめるという、なかなか手間のかかる料理。でも一つ一つのプロセスはシンプルなので、やってみると意外と簡単に感じました。
山本シェフが店で提供していた際も、肉を煮ておくところまでは事前に仕込んでおいたそうなので、編集長Fも、そこまでは家で済ませて料理会会場に持ち込みました。
この料理の最大のコツは、卵液をからめたスペアリブを250℃近い高温で揚げること!
250℃かぁ……。編集長Fは、200℃を超えた揚げ物なんてしたことがありません。
取材時に山本シェフに「家庭で250℃は恐いんで、もうちょっと低温にできませんかね?」と相談してみるも、「ダメです」と一蹴。「高温でサッと揚げないと、カリカリッと仕上がらないんです。カリッと揚がったスペアリブにカレーソースがからみ、サクッとろっという食感の妙が生まれる。そのコントラストが中国料理の美味しさなんです。ここはがんばって高温で揚げてください!」
レシピチェックのために最初に揚げたときは大変でした。
「何かあったらこれを水で濡らしてかけて」と夫にタオルケットを渡してスタンバイさせ、温度計を手におっかなびっくり揚げ鍋の前に立ちました。
でもね、これも案ずるより生むが安し! 油の発火温度は350℃以上ですから250℃は100℃以上低いですし、油が高温でも、肉を入れたらそこで温度はぐっと下がるんですよね。揚げはじめたら、もう全然恐くない。シャーッという音も小気味よく、高温ゆえあっという間にカリッと揚がります。ぐんと料理上手になれた気がして、なんだかちょっといい気分。
さて、試食会当日です。
高温揚げも二度目なので気持ちには余裕があり、サクサクスマートに揚げて、完成!
……なんて思っていたのは自分だけで、当日の動画を見ると、編集長F、キャーキャー叫ぶ叫ぶ(汗)。説得力ないですが、やれば簡単なんです、恐くないんです、本当に!
そして甘辛いカレーソースがからんだ豚スペアリブは間違いなくおいしいです♪
dancyu公式のInstagramやTikTokでは、他の部員たちの再現動画も公開中です。
「自分でもつくってみたい!」「詳しい分量や手順が知りたい!」という方は、こちらのレシピページをチェックしてください。

文:編集部 写真:今清水隆宏 動画:町田直人