
スーパーで見かける中で、TKGに一番合うたまごはどれだっ!!階級(価格)別に29種類のたまごを食べ比べ、優秀選手を発掘しました。コスパに優れた普段使いから、ちょっとしたご褒美になる高級品まで。とっておきを選出!
ご飯と生たまご、それに好みの調味料をかけるたまご料理界の爆速ミニマル料理「TKG(たまごかけご飯)」。熱々のご飯で温められたたまごからいい香りが立ち上る(はず)。しかし世には多くのたまごが存在する。安売り品から高級品までスーパーの棚にずらり並ぶが、どのたまごがどんな味わいなのか、さっぱりわからない。高級品は本当にそんなに旨いのだろうか。

そこで価格と食味の相関関係を解き明かすべく、全29種を集めて価格帯ごとに試食会を行なうことに。今回はたまご一個当たりの価格をボクシングになぞらえて階級ごとに分け、3名のジャッジが出場選手(たまご)の食味を評価。階級ごとに王座決定戦を開催した!
同時に全価格帯を通じて、ボクシングでいう「仮に同じ体重だったら誰が最強か」を決めるP・F・P(パウンド・フォー・パウンド)王座の選考も行なわれた。

※篠●晃さんの「さき」の漢字は正しくはたつさきです。
そこで1位になったのは階級(≒価格)の最激戦区バンタム級(40円台)と食味が一気に向上するライト級(50円台)の間に位置する「平飼いたまご」(会田共同養鶏組合)。手頃感がありつつ、ミドル級(60~90円台)にも負けない味や香りのバランスの良さが評価された形だ。

栄えあるP・F・P王者に選ばれたのは会田協同養鶏組合の「平飼いたまご」。
純国産品種を中心に飼育面積を確保した平飼いたまごで、担当飼育者を固定して鶏へのストレスを最小限に抑えている。酵素や牡蠣殻で清らかさを、米や胡麻粕、菜種粕で軽快なコクを出している。採卵翌日にはパック詰めして鮮度保持。
「卵黄の色は薄い」(吉岡)が「バランスいい味わい」(篠●)。「淡さの奥にコクがある。薄口醤油が合う味わい」(松浦)などの評価を得た。
値段ごとにたまごの味はどれほど違うのか。お値打ちたまごはどれだ。
29種類のたまごかけご飯を食べ比べて、階級別に11種類のたまごを選出した。
気になる各階級の選手は……発売中のdancyu春号「ニューたまごパラダイス」でお確かめを!


文:松浦達也 撮影:岡本 寿 イラスト:Yo Ueda