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【昭和の記憶が蘇る】農耕神サターンの恵み「豊壌のトマトジュース」

【昭和の記憶が蘇る】農耕神サターンの恵み「豊壌のトマトジュース」

昨今の甘いトマトとは一線を画す、あの懐かしい青臭さと鮮烈な酸味。昭和の居酒屋でかぶりついた、塩が合う大玉トマトの記憶が、ひと口飲めば鮮明に蘇る。

フルーツトマトとは違う

フルーツトマトが一般的になり、糖度が良し悪しの基準と考える人が増えた。
昭和の頃、子供の嫌いな野菜と言えば、ピーマンとトマトだった。トマトは青臭く、酸っぱくて、子供が苦手な野菜である一方、大玉を厚く切ったトマトは、注文すると直ぐに出てくる夏場の居酒屋の一品だった。
微かに甘く、酸味が強いトマトに塩!
1970年以前に生まれた日本人なら、食べた記憶があるはずだ。

愛媛県久万高原の谷間で自由に逞しく育つトマト

昨今のトマトは糖度を上げるために、水を限界まで制限して栽培するが、このサターンは違う。豊富な日射と谷川の冷たい水が強い樹勢の源。大玉トマトを鈴なりにしてもびくともしない。
高原の寒暖差は自然な赤色の味方。真っ赤に完熟しても糖度は5度と甘くなく、酸味もある。このトマトだけで絞ったジュースは味が濃く、そのまま飲むのはもちろん、煮詰めて、料理に使ってもうまい。

トマト

ローマ神話の農耕神サートゥルヌス(Saturn)の名前を冠する

サターンの命名の根拠はわからないが、農耕の神の名前だから、期待が大きい品種だったのは間違いない。
大玉多収で味も良いが、形が揃わないので、マスの市場流通では値段がつきにくいため、桃太郎の普及とともに一般流通から消えることになった。今でも種が流通しているのは、家庭菜園などで人気があるからで、それだけ、『昭和のあのトマト』を欲する人がいる証拠だ。

トマト

ブラッディ・メアリーをつくりたくなるトマトジュース

ウォッカ、レモン汁、リーぺリンソースと氷は必須。タバスコと塩はお好みで。セロリのスティックでガラガラとかき混ぜながら楽しむ。勝負を誓うカクテルとも言われる。栄養的にも優れている。
先ずはブラッディー・メアリーで楽しんで頂くのがお薦めだ!

「豊壌のトマトジュース」
「豊壌のトマトジュース」
「桃太郎」以前の昭和を支えた大玉品種「サターン」を100%使用。糖度5度、甘さに媚びない硬派な味わい。愛媛県久万高原の冷涼な水と太陽が育んだ、濃厚な旨味と酸味を凝縮した一本だ。

文:(株)食文化 萩原章史 写真:八木澤芳彦