
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!倶楽部メンバーに「お薦めの取り寄せおやつ」を教えてもらいました。第47回は、大正天皇が自ら白馬に乗って買い求めるほど愛したと伝えられる、「日光羊羹 綿半」の「日の輪」です。

空を見上げたとき、太陽の周りに眩しい光の円“日の輪”が見えたことはないだろうか?
実際には薄い雲に太陽光が屈折して現れる気象現象なのだが、同じ名のもと、白い円の中に太陽のような円をもつ饅頭が、「日光羊羹 綿半」の「日の輪」だ。
日光東照宮などの社寺御用達「日光羊羹 綿半」は、天明7年(1787年)に創業した老舗和菓子店。
二代目・半兵衛氏の代からの伝統的製法によって作られている「日の輪」は、当時「唐饅頭」という名で献上されたが、日光宮輪王寺 法親王殿下より大いに嘉賞を賜り、輪王寺の“輪”と日光の“日”を冠し、「日の輪」という名を賜ったという歴史深い銘菓である。

砂糖・小豆・小麦粉のみというこれ以上ないシンプルな原料で作る「日の輪」は、皮と餡の分量、甘み、口あたりまで全てのバランスが秀逸。ほっくりとした懐かしい味わいに、思わず手が伸びる。
「日光羊羹 綿半」では創業当時より現在まで二百有余年、添加物は一切不使用を貫いており、「日の輪」の賞味期限は4日間と短いものの、通販での購入も可能。また、日光の清らかな冷水を使用して煉りあげた、手作りの煉羊羹や水羊羹も名物として多くのファンをもつ。
信仰と自然が一体化した日光山を訪れる際には、ぜひその歴史と共に歩んできた「日光羊羹 綿半」に立ち寄ってみてはいかがだろうか。



文:藤井存希 写真:MURAKEN