
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!俱楽部メンバーに「年末年始に食べたい美味しいおやつ」を教えてもらいました。テーマを締めくくる第4回は、ポルトガルの定番おやつ、「ナタ・デ・クリスチアノ」の「パステル・デ・ナタ」です。
「パステル・デ・ナタ」は、もともとポルトガル料理店「クリスチアノ」のデザートメニューとして評判を呼んだ玉子タルト。2013年には、玉子タルトを看板メニューとするポルトガル菓子専門店「ナタ・デ・クリスチアノ」が渋谷区富ヶ谷にオープンし、“奥渋”エリアを活気づけた。
ともに、オーナーは渋谷区内で姉妹店「マル・デ・クリスチアノ」や「お惣菜と煎餅もんじゃさとう」、「ポークビンダルー食べる副大統領」など人気店を多数展開する、(dancyuでもお馴染み!)佐藤幸二シェフ。
それまでも日本で「エッグタルト」と呼ばれる、ビスケット生地にカスタードクリームを流し込み中温でじっくり焼いたものは存在していたが、「パステル・デ・ナタ」はわずかに塩気を感じるパイ生地に玉子クリームを流し込み、強火のオーブンで外はサックリ、中はトロリと焼き上げる“ポルトガル式玉子タルト”。
口にするたびサクッ、サクッとバターの層を感じるパイ生地に、自然な甘みを感じるなめらかなカスタードクリームがたっぷり詰まった玉子タルト。
奥渋にある店頭には連日、本物のエッグタルトを求めるファンが列をなす。
文:藤井存希 写真:MURAKEN