dancyu食いしん坊俱楽部
わが家の食卓を楽しく。毎日飲みたい!コノスル・オーガニックワイン

わが家の食卓を楽しく。毎日飲みたい!コノスル・オーガニックワイン

日常的に楽しめるワインから、オーガニックシリーズ、ワンランク上のプレミアムシリーズまで多彩なラインナップで、毎日の食卓を彩る「コノスル」。今回は、環境に優しいワインの先駆者・コノスルが自信をもってお薦めする、オーガニックワイン3種類を飲み比べる試飲会を開催。日頃からワイン好きを自認する「dancyu食いしん坊倶楽部」メンバー3名による、生の声をお届けします。

心も体も喜ぶオーガニックワインに注目

「ワインが大好きで。毎日、飲んでいます」「私も!」
初対面とは思えぬ和気あいあいとした雰囲気は、普段からワインを楽しんでいるというワインラヴァー同士の親近感からだろうか。
今回、3人がテイスティングしたのは、1993年の創業より、ぶどう栽培から輸出まで一貫して環境に配慮しながら、高品質なワインを造るチリのワインブランド「コノスル」のオーガニックワイン。さっそく、メンバーから輸入元である株式会社スマイルの山市順さんに質問が飛んだ。

橋本さん
橋本さん
オーガニックってイメージではわかっているんですが、実際にオーガニックワインと、そうではないワインの決定的な違いというのは何ですか?
山市さん
山市さん
定義上は化学肥料・農薬などを使用しない有機栽培ぶどうで仕込んだものです。化学肥料だけでなく添加物についても規制がありますから、自然由来の肥料で育てるために手間がすごくかかりますし、気候にも影響されやすい。コノスルはオーガニックが流行る前から、SDGsにも取り組んできた生産者です。2021年(※1)と2022年(※2)には、日本での輸入オーガニックワインブランドの国内売上本数でナンバーワンになりました。
吽野さん
吽野さん
すごいですね。環境に配慮していながら、普通にスーパーで廉価で買えるのも魅力です。

※1 世界のワイン&スピリツツのビジネス専門誌『ウォンズ』2021年4月号「日本のワイン市場を読む2021/2020」オーガニック輸入主要ブランド別販売量調べ。
※2 2023年2月9日 日刊醸造産業速報より。

コノスル・オーガニックシリーズ
今回試飲したコノスル・オーガニックシリーズ。右からシャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラー。
橋本英利子(はしもと・えりこ)さん
橋本英利子(はしもと・えりこ)さん/会社員。自他ともに認める美味しいもの好き、お酒好き。食事と楽しむワインは最高のコミュニケーションツールの一つ。旅先では必ず、ご当地ワインを購入して、旅の思い出を肴に楽しむ。
吽野英里(うんの・えり)さん
吽野英里(うんの・えり)さん/ワインが大好きな料理研究家。合わせるおつまみを想像しながら、白、泡、赤の順に満遍なく楽しむ。ワインエキスパートの資格を有し、料理教室やワイン会なども主宰。
小林由華(こばやし・ゆか)さん
小林由華(こばやし・ゆか)さん/都内メーカー勤務。子供が生まれて以降、普段の食卓やホームパーティーでワインを楽しむことに目覚める。豊富なミネラル感と爽やかでキレのある白ワインが好き。まだ飲んだことがない、美味しいワインに出会えるのが楽しみ。
山市 順(やまいち・じゅん)さん
山市 順(やまいち・じゅん)さん/株式会社スマイル 酒類営業本部営業部勤務、(一社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ。今年4月末にはチリのコノスルワイナリーを訪問し、その高品質な味わいに魅せられたという。趣味は料理で、週末にはワインに合わせてペアリングを探究し、家族や友人に料理を振舞うこともある。

品種による多彩で個性的な味わいに感動。「これなら毎日でも飲みたい!」

日頃は白ワインを飲むことが多いという3人のために、シャルドネ100%のぶどうから造られる「シャルドネ」から、テイスティングを始めることに。

テイスティング
シャルドネ
シャルドネ
白 シャルドネ100%。輝きがありクリーン、フレッシュで緑がかった黄色。グレープフルーツ、ライム、オレンジの花、パイナップルなどの香り。味わいに丸みがありフレッシュ。良質な酸があり豊かなミネラルが感じられる。
小林さん
小林さん
小林さん
やっぱりシャルドネの王道な味が一番好きです。華やかに香りが花開いて多様性のある複雑な味わいがあります。
山市さん
山市さん
シャルドネは畑の場所や醸造技術で、味わいが変わりやすい品種です。完熟したレモンやみずみずしいトロピカルな果実の香りがします。口当たりがソフトで、凝縮感がありながらミネラル感もあって、引き締まった印象ですね。
橋本さん
橋本さん
このシャルドネは、何かつまみやおともが欲しくなりますね。少しオレンジや柿、杏のような香りがあります。やっぱり白ワインは美味しい!
吽野さん
吽野さん
やわらかくて味が丸い感じがします。皮の渋みも少し感じますが、それが心地よい。

2本目は、有機栽培ぶどうの70%をフレンチオーク樽で8カ月、30%をステンレススチールタンクで8カ月熟成させた「ピノ・ノワール」を。

ピノ・ノワール
ピノ・ノワール
赤 ピノ・ノワール100%。明るく生き生きとした色合いのピノ・ノワール。チェリー、ラズベリーなどの香りと木のニュアンスが調和している。丸みを帯びた口当たりで余韻が長い。
橋本さん
橋本さん
色がすごくきれいですね。普段は白ワインが多いんですが、このピノ・ノワールはとても飲みやすいです。
吽野さん
吽野さん
ブルゴーニュなどに比べると、味は強いほうだけれど、きれいな味わいで美味しいですね。これなら毎日、飲みたい。
山市さん
山市さん
フランス・ブルゴーニュで有名な品種です。赤ワインの中では比較的ライトな味わいのものが多いです。果実に加えて、紅茶の茶葉や赤い花のような香りがありますね。
小林さん
小林さん
濃い赤ワイン好きな人も納得できる味ですね。こういう大きなグラスで飲むと、よりふくよかな香りを感じます。

最後は、輝きがあり、クリーンなルビー・レッドが印象的な赤ワイン、カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドをテイスティング。

カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラー
カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラー
赤 カベルネ・ソーヴィニヨン49%、カルメネール26%、シラー26%。はっきりしたアロマがあり、チェリー、プラム、チョコレートなどのニュアンスも。口当たりは豊かでなめらか。程よいタンニンがあり、フレッシュな余韻が続く。
吽野さん
吽野さん
このブレンドを楽しみにしていました。コノスルのオーガニックワインはトータルに複雑でバランスがとれていますね。ボルドーよりも家庭料理に合う感じ。
山市さん
山市さん
カベルネ・ソーヴィニヨンは世界的にも有名な品種で、フランスのボルドーやアメリカ、チリでもよく使われます。しっかりと香りが立ち、カシスなどの果実にローストした肉、パプリカ、胡椒のニュアンスがあります。タンニンは豊富ですが、若いヴィンテージからでも楽しめるしなやかでバランスのいい味わいです。
橋本さん
橋本さん
色は濃いのに、きれいで深い味わいですね。心地よい丸みがある。ブルーベリーのような優しい甘さもあります。
小林さん
小林さん
変な重みがなくて強すぎず、果実味があります。チャレンジしやすい価格帯がうれしすぎる。

幅広い料理に合わせたいオーガニックワイン

ワイン

◎白/シャルドネ

小林さん
小林さん
食事の際に飲むと料理の美味しさを引き立ててくれそう。今、完全に家飲みにシフトしているんですが、やっぱり白ワインは和洋中いろんな料理に合わせやすい。
吽野さん
吽野さん
この白ワインなら必ず飲み切ってしまうから、絶対に余ることはないです(笑)。 フレッシュな飲み口は、何にでも合いそう。
橋本さん
橋本さん
食事の際に、料理のよさをぐっと引き立ててくれますね。シーフードから肉料理までオールマイティー。
山市さん
山市さん
ボリュームがあってシンプルな味つけに合いそう。焼鳥でいえば、やや脂の多いもも肉、ぼんじりなどに合わせたいですね。

◎赤/ピノ・ノワール

小林さん
小林さん
ブリのような脂が強い魚には、よくスパークリングを合わせるんですが、このピノならバランスよく楽しめそうです。家庭料理にも、この味わいはぴったり!
吽野さん
吽野さん
鮪のお刺身の醤油に、このピノ・ノワールをちょっと垂らして食べたい。ヅケにしても全体の味がつながります。鶏肉ときのこのワインビネガー炒めとかも合いそう。
橋本さん
橋本さん
美味しそう! 秋にぴったりの組み合わせ。今度やってみます。
山市さん
山市さん
僕もピノ・ノワールは、醤油との相性がいいと思っていました。鮪のステーキや、これからの季節ならベーコンとキノコのバター醤油炒めなどが合いやすいですね。
吽野さん

◎赤/カベルネ・ソーヴィニョン/カルメネール/シラー

吽野さん
吽野さん
がっつりソースのかかった料理や煮込み料理はそんなに家ではつくらないけれど、これは甘辛い味の醤油と味醂の照り焼きにもぴったり。牛丼とかも合いそう。
山市さん
山市さん
シンプルに牛ステーキやレバーペーストなどが食べたくなります。しぐれ煮とかもいいですね。色は濃いけれども、ぶどうの良さを生かしたきれいな味わいだから自然に喉を通ります。
橋本さん
橋本さん
前菜系を食べて、最後にこの赤ワインとチーズだったら最高に幸せですね。こうして飲み比べる機会はそんなにありません。品種で飲み比べるのはとても楽しいですね。
小林さん
小林さん
チャレンジしやすい価格帯で、しっかりタンニンも果実味もありますから、肉料理をはじめ、気兼ねなくいろいろな料理に合わせて楽しめます。
談笑
吽野さん
吽野さん
ところでこんなに美味しいワインなのに、どうしてチリのワインって一般的に安いんですか?
小林さん
小林さん
確かに。私もワイン選びに困ると、値段と美味しさでチリのワインを選びます。本当に美味しいし、ちゃんとしているのに何故この価格なのかって。
山市さん
山市さん
いい質問ですね~(笑) 一つは、チリワインの輸入関税が2007年から12年かけて段階的に撤廃され、2019年には完全に無くなったからです。加えて、チリは縦長に広い国で、場所によって気候が異なり、それぞれの品種に合った畑で安定してぶどうを生産できるので、それで安くすることが可能なんです。
一同
知らなかった! これからは品種の個性が楽しめて、毎日の食卓で気軽に飲めるオーガニックワインを贔屓にします(笑)。 オーガニックは味わい深いものが多くて、ワイン好きにもワインビギナーにも喜ばれますね。

dancyu食いしん坊倶楽部100名に、オーガニックワインについてのアンケートを実施

女性
30代女性
料理とも合わせやすく、美味しくいただきました。毎日飲むワインですから、サステナブル農法を取り入れているワインを積極的に購入したいと思いました。知らないことが多かったので、今回を機に製法まで意識することができ大満足です。
男性
30代男性
コストパフォーマンスは抜群のワインであると感じた。特別な日の一本ではなく、日常の一本として。ピノ・ノワールは光が当たると透明感があり、重たさを感じさせない。カジュアルに赤ワインを楽しむのに最高。マルベックもフルボディとしてのファーストタッチから余韻まで、本格ワインの味わい。
女性
50代女性
家でいただくワインとしてこの上ない味わいだと思います。自分でつくるおつまみはそれほど美味しいものではないのですが、どういうものでもちょっとリッチな気分になれるのがいいですね。
女性
20代女性
価格が安めなのにもかかわらず、クオリティーが高い。安いワインはただ渋いだけだったり、雑味が強かったりすることが多いイメージですが、コノスルはワインの良さである豊かな味わいが感じられます。この価格帯でこれ以上に美味しいワインはないのでは。また、単一品種で品種ごとの特徴を感じやすいことも、ワイン好きにはたまりません。ボトルで買って飲み比べれば、改めて品種の特徴に気づけ、好きな品種を見つけられる気がします。
男性
40代男性
本格的な深い味わいでコストパフォーマンスがとても高いと感じました。気軽にワインを飲みたいときに、ワイン選びの新しい選択肢が増えてよかったです。

上質で素敵な時間を彩る、コノスル・オーガニックシリーズ

コノスル・オーガニックシリーズ
この秋にラベルがリニューアルされた、コノスル・オーガニックシリーズは、カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール/シラー、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネのほか、マルベック、グラン・レゼルバ カベルネ・ソーヴィニヨンの6種類。品種ごとの個性がくっきりと表現された味わいが楽しめる。ラベルに描かれている自転車は、ファーマーたちがぶどう畑を移動する際に、CO2を出さない自然な方法として使うことを示すシンボルになっている。

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文:REVE 写真:竹之内祐幸