2022年8月に放送したBSフジ「SDGs特別編 植野食堂 ふるさと駅弁作りの旅」が編成局長賞を受賞し、遅ればせながらスタッフで打ち上げ&次回作に向けての決起飲み会を行いました。場所は東京・秋葉原の「香福味坊(シャンフーアジボウ)」。神田などに中国料理を展開する「味坊」グループのひとつです。オーナーの梁宝璋(りょう・ほうしょう)さんに料理をおまかせでお願いしたところ、ものすごいことになりました……。
「SDGs特別編 植野食堂 ふるさと駅弁作りの旅」は、「日本一ふつうで美味しい植野食堂」の特別編として放送されました。俳優・六角精児さんと秋田内陸縦貫鉄道(スマイルレール)で呑み食いしながら旅をして、地元の食材や料理を盛り込んだオリジナルの駅弁をつくる企画で、完成した「秋田 酒だよ おつまみ弁当」(命名・六角さん)を実際に販売し、すぐ売り切れる人気でした。
この特別番組がBSフジの編成局長賞をいただき、番組スタッフと打ち上げ&次回作に向けての決起飲み会を開催したのでした(コロナ禍もあってなかなかできませんでしたが、やっとできました)。
「香福味坊」は中国東北地方の料理を中心に多彩なメニューが揃っている店で、「味坊農園」の野菜や自家製調味料を用いるなど、自然な美味しさが楽しめます。料理の内容は梁さんにお任せにしたところ、ものすごいことになりました。
まずは四川風の漬物、揚げピーナッツ香酢漬け、よだれ鶏、押し豆腐や板春雨の冷菜、腸詰やピータンなどがドドドッと並べられ、打ち上げスタート。これだけでも呑める、と思っていたら、味坊農園の野菜を詰めた蒸し餃子、さつまいもの葉を詰めたお焼きなどの点心が続々。
これだけでも満足、と思っていたら、スペイン産ミルクラムの丸焼きがドーンと登場!目の前で捌いてくれたものを食べると、おお!羊の臭いではなく、軽やかな香りが広がり、ふわりとした旨味がたまりません。部位によって香りや食感、旨味が異なるのも楽しい!
これが本日のメイン……と思ったら、白身魚と羊を煮込んだ“発酵酸湯魚羊煮”が出てきました。魚と羊のだしが融合したスープの奥深い旨味と唐辛子の鮮烈な辛さの相性が抜群。絶品です。
魚と羊を合わせる料理と聞くと違和感があるかもしれませんが、「新鮮の『鮮』という字はどう書く?魚と羊でしょ?」と梁さん。おお、なるほど!
調べてみると、魚も羊も新鮮でないと食べられなかったことから、あるいはどちらも生臭い=新しいという意味があり、合わせて鮮度のよいものを表す文字になったようです(諸説あり)。中国東北地方では川魚と羊を一緒に入れる鍋もあり、“鮮”の組み合わせは当たり前にあるとか。
という蘊蓄はともかく、魚と羊の旨味が融合したスープが素晴らしく美味しい!
これらの料理に合わせて、ビール、スパイス入りトマトハイ、ワイン、白酒などを飲みつつ、だいぶお腹が落ち着いてきたな、と思っていたら、さらにスペアリブの香り揚げ、鶏のスパイシーな煮込み、じゃがいもの豆鼓和えと続き、かなり満腹になったけど、さらに出てきたお粥を食べたら、あら不思議、すっきりしたぞ。
あー美味しかった、ご馳走様でした!と言おうとしたら、「じゃあ、締めは何にしますか?炒飯?汁なし担々麺?両方にしようか!」と梁さん。
で、ラムがドーンとのった炒飯と汁なし担々麺で締めたのでした。
すごい量の食事でしたが、呑みながら、しゃべりながらスタッフみんなでワイワイ食べていると、すいすい食べてしまいます(食べ盛りのスタッフが多いこともあり)。そして、香福味坊の料理はどれも自然な味わいなので、スルスル食べてしまうんですね。
ご馳走様でした!
※ちなみに、「SDGs特別編 植野食堂 ふるさと駅弁作りの旅」で六角さんと考えた「秋田 酒だよ おつまみ弁当」はこちらです。実際に駅で手売りしました!
文・写真:植野広生
「SDGs特別編 植野食堂 ふるさと駅弁作りの旅」は、「日本一ふつうで美味しい植野食堂」の特別編として放送されました。俳優・六角精児さんと秋田内陸縦貫鉄道(スマイルレール)で呑み食いしながら旅をして、地元の食材や料理を盛り込んだオリジナルの駅弁をつくる企画で、完成した「秋田 酒だよ おつまみ弁当」(命名・六角さん)を実際に販売し、すぐ売り切れる人気でした。
この特別番組がBSフジの編成局長賞をいただき、番組スタッフと打ち上げ&次回作に向けての決起飲み会を開催したのでした(コロナ禍もあってなかなかできませんでしたが、やっとできました)。
「香福味坊」は中国東北地方の料理を中心に多彩なメニューが揃っている店で、「味坊農園」の野菜や自家製調味料を用いるなど、自然な美味しさが楽しめます。料理の内容は梁さんにお任せにしたところ、ものすごいことになりました。
まずは四川風の漬物、揚げピーナッツ香酢漬け、よだれ鶏、押し豆腐や板春雨の冷菜、腸詰やピータンなどがドドドッと並べられ、打ち上げスタート。これだけでも呑める、と思っていたら、味坊農園の野菜を詰めた蒸し餃子、さつまいもの葉を詰めたお焼きなどの点心が続々。
これだけでも満足、と思っていたら、スペイン産ミルクラムの丸焼きがドーンと登場!目の前で捌いてくれたものを食べると、おお!羊の臭いではなく、軽やかな香りが広がり、ふわりとした旨味がたまりません。部位によって香りや食感、旨味が異なるのも楽しい!
これが本日のメイン……と思ったら、白身魚と羊を煮込んだ“発酵酸湯魚羊煮”が出てきました。魚と羊のだしが融合したスープの奥深い旨味と唐辛子の鮮烈な辛さの相性が抜群。絶品です。
魚と羊を合わせる料理と聞くと違和感があるかもしれませんが、「新鮮の『鮮』という字はどう書く?魚と羊でしょ?」と梁さん。おお、なるほど!
調べてみると、魚も羊も新鮮でないと食べられなかったことから、あるいはどちらも生臭い=新しいという意味があり、合わせて鮮度のよいものを表す文字になったようです(諸説あり)。中国東北地方では川魚と羊を一緒に入れる鍋もあり、“鮮”の組み合わせは当たり前にあるとか。
という蘊蓄はともかく、魚と羊の旨味が融合したスープが素晴らしく美味しい!
これらの料理に合わせて、ビール、スパイス入りトマトハイ、ワイン、白酒などを飲みつつ、だいぶお腹が落ち着いてきたな、と思っていたら、さらにスペアリブの香り揚げ、鶏のスパイシーな煮込み、じゃがいもの豆鼓和えと続き、かなり満腹になったけど、さらに出てきたお粥を食べたら、あら不思議、すっきりしたぞ。
あー美味しかった、ご馳走様でした!と言おうとしたら、「じゃあ、締めは何にしますか?炒飯?汁なし担々麺?両方にしようか!」と梁さん。
で、ラムがドーンとのった炒飯と汁なし担々麺で締めたのでした。
すごい量の食事でしたが、呑みながら、しゃべりながらスタッフみんなでワイワイ食べていると、すいすい食べてしまいます(食べ盛りのスタッフが多いこともあり)。そして、香福味坊の料理はどれも自然な味わいなので、スルスル食べてしまうんですね。
ご馳走様でした!
※ちなみに、「SDGs特別編 植野食堂 ふるさと駅弁作りの旅」で六角さんと考えた「秋田 酒だよ おつまみ弁当」はこちらです。実際に駅で手売りしました!
文・写真:植野広生