1975年に早稲田で開店したカレー店「夢民」。スパイシーでフレッシュ、爽快なハーモニーを奏でる独特の味わいで、多くのファンを魅了していました。しかし、2012年に閉店。あの味を懐かしんでいる人が多かったのですが、先日、虎ノ門で復活しました!
ある日、放送作家の小山薫堂さんから「『夢民』が復活します!dancyu9月号の『一食入魂』に書きます!」と連絡がありました。
なんと、あの「夢民」のカレーがまた食べられる!
「夢民」はかつて高村さんご夫婦が開いたカレー店で、注文が入るたびに野菜などの具をさっと炒め、小鍋でさらっとした軽やかなグレイビー(ソース)と合わせるスタイル。スパイスが爽やかに立ち上り、煮込まずにさっと合わせる野菜などの具との相性が抜群でフレッシュな味わいでした。dancyu2000年7月号のカレー特集でも紹介しているのですが、実は、その記事を書いたのが僕でした(当時は“大石勝太”というペンネームで書いていました。「おいしかった」のシャレですが……)。
「多彩な具による家庭料理的な優しい味わいがたっぷりありながら、インド的なスパイスの複雑な香りが実に爽やか。見た目も味も、元気が出る“明るいカレー”だ」
こんな紹介をしていました。
僕も大好きなカレーでしたが、2012年に閉店。その後、台場のフードコートに出店したことはあったものの、幻の味となっていました。
しかし、その味を受け継ぐ人が現れ7月に虎ノ門に「Spice and Vegetable夢民 虎ノ門店」が復活したのです。早速行ってみると、テーブルに置かれたタブレットで注文するスタイル。おお、懐かしのポパイカレーやベーコンエッグ、エビトマトカレーなどは健在です。大好きだったポパイカレーの辛さ3倍を注文しました。
運ばれてきたポパイカレーは、ご飯にレーズン、玉ねぎスライス、福神漬けがのり、さらになぜか最初からカレーが少しご飯にかけてある、かつてのままのスタイル。ほうれん草やトマト、卵がたっぷり入ったカレーはスパイシーで爽快な味わい。
早稲田の店で初めて食べたときから30年近く経ちましたが、あの感動がまた蘇ってきました。
※復活「夢民」についてはdancyu9月号の「一食入魂」で小山薫堂さんが詳しく紹介しています!
文・写真:植野広生
ある日、放送作家の小山薫堂さんから「『夢民』が復活します!dancyu9月号の『一食入魂』に書きます!」と連絡がありました。
なんと、あの「夢民」のカレーがまた食べられる!
「夢民」はかつて高村さんご夫婦が開いたカレー店で、注文が入るたびに野菜などの具をさっと炒め、小鍋でさらっとした軽やかなグレイビー(ソース)と合わせるスタイル。スパイスが爽やかに立ち上り、煮込まずにさっと合わせる野菜などの具との相性が抜群でフレッシュな味わいでした。dancyu2000年7月号のカレー特集でも紹介しているのですが、実は、その記事を書いたのが僕でした(当時は“大石勝太”というペンネームで書いていました。「おいしかった」のシャレですが……)。
「多彩な具による家庭料理的な優しい味わいがたっぷりありながら、インド的なスパイスの複雑な香りが実に爽やか。見た目も味も、元気が出る“明るいカレー”だ」
こんな紹介をしていました。
僕も大好きなカレーでしたが、2012年に閉店。その後、台場のフードコートに出店したことはあったものの、幻の味となっていました。
しかし、その味を受け継ぐ人が現れ7月に虎ノ門に「Spice and Vegetable夢民 虎ノ門店」が復活したのです。早速行ってみると、テーブルに置かれたタブレットで注文するスタイル。おお、懐かしのポパイカレーやベーコンエッグ、エビトマトカレーなどは健在です。大好きだったポパイカレーの辛さ3倍を注文しました。
運ばれてきたポパイカレーは、ご飯にレーズン、玉ねぎスライス、福神漬けがのり、さらになぜか最初からカレーが少しご飯にかけてある、かつてのままのスタイル。ほうれん草やトマト、卵がたっぷり入ったカレーはスパイシーで爽快な味わい。
早稲田の店で初めて食べたときから30年近く経ちましたが、あの感動がまた蘇ってきました。
※復活「夢民」についてはdancyu9月号の「一食入魂」で小山薫堂さんが詳しく紹介しています!
文・写真:植野広生