dancyu本誌から
dancyu2月号「挽き肉が主役」絶賛発売中!

dancyu2月号「挽き肉が主役」絶賛発売中!

和、洋、中の料理のジャンルを超えて、スパイスやハーブ、ナッツとの相性もいい。何よりも食感が柔らかくて食べやすい。そうです、挽き肉は、新しい料理の可能性を秘めた、ワクワクする食材。料理が楽しくなる“すごい肉”なんですよ!

挽き肉はすごい!

表紙
P20+21
P58+59
P74
dancyu2022年2月号
新しい年になりました。この2年近く、自由に飲み食いできない時が長く続きましたが、食と向き合う時間が増え、いろいろな気付きがありました。そのひとつが「丁寧に食べること」ではないでしょうか。家でなんとなくつくったり、店で当たり前のように注文していた食事が、実はとても大切で貴重なものだと気付き、以前より丁寧につくり、食べるようになった、そんな人が多いのではないでしょうか。“丁寧”とは、慎重につくるとか、じっくり味わうといったことだけでなく、食材の季節や状態を意識し、生産者や料理人などの思いを感じることでもあると思います。
たとえば、食堂で生姜焼き定食を食べるときに、せん切りキャベツの食感に季節を感じたり、付け合わせの漬物で店の歴史や手間を知ったり。それだけでも、いつもの食事がもっと美味しくなるはずです。ハンバーグをつくるときに、挽き肉を買ってきてもいいのですが、塊の肉を包丁で刻んでつくると、ざくっとした手づくりの食感が出ます。つくった人の味わいが出ます。塊の肉を焼いただけでは感じられない美味しさや楽しさがあります。手間はかかりますが、丁寧な味になるのです。
今回の「挽き肉」特集に限らず、dancyuは今年も「丁寧に食べること」を基本に、さまざまな美味しい提案をしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

dancyu編集長 植野広生
dancyu2022年2月号
dancyu2022年2月号
特集:挽き肉が主役

A4変型判(156頁)
2022年1月6日発売/ 900円(税込)

写真:木村 拓