飛騨(高山市・飛騨市・下呂市・白川村)で育った黒毛和牛を、HACCP認定工場で食肉処理。そして、短時間でホルモン類の下処理をして、古里精肉店で秘伝の味付けをした限定品。新鮮な内臓は臭みとは無縁!食感も絶妙!焼肉好きがうなる逸品!
黒毛和牛のブランド名である飛騨牛は牛肉部分にのみ適用されるため、内臓肉は飛騨牛を名乗ることはできない。また、飛騨牛は歩留等級がAまたはBで、肉質等級が3等級・4等級・5等級が基準のため、岐阜県内で飼育された黒毛和牛であっても、飛騨牛を名乗れない肉もある。
今回のホルモン類は飛騨の食肉処理を担うJA飛騨ミートで、飛騨産の黒毛和牛をと畜後、短時間に、かつ衛生的に下処理したもの。冷蔵で飛騨古川町の古里精肉店へ運ばれた鮮度抜群のホルモンに、秘伝の味付けをして、急速冷凍した限定品。
小腸・大腸(シマチョウ)・ギアラ(赤センマイ)の3種類のホルモンはどれも絶品!
冷凍庫にこのホルモンがあれば、解凍して、炭火を準備すれば、黒毛和牛の焼肉専門店のホルモンと、良い勝負ができる味と香りと食感が楽しめる。炭火でなくとも美味だが、脂が溶けて直火で燻される料理方法でないと、このホルモンの魅力は完全には発揮できない。直火で焼いて、少し焦がして、香ばしさをまとわせるのが大事だ。
他人が焼いたホルモンを皿の上から食べるのでは、本当のホルモンのうまさはわからない。両面よく焼きが好きか?片面をカリッと焼いて裏返して短時間あぶって口に直送が好きか?ホルモン焼きは自分で焼き具合を見極めるのが楽しいし、断然、うまい。今回は味付けてしてない生ホルモンも選べるので、味付けも自分の好みでできるから、それもまた楽しい。煮込みにしても、ホルモン鍋にしても絶品だ。
小腸も大腸もギアラも、実は筋肉に近い成分でできている。ミネラル類もコラーゲンも豊富。だから、暑い夏、たっぷりの野菜と一緒に、ホルモンを焼いて食べるのは、理にかなっている。最高レベルのホルモンと言っても、値段は牛肉よりはるかに安い。
思う存分に食べても財布は痛まない。1人2,000円分も食べたら大満足だ。
文:(株)食文化 萩原章史