「じゃがいもは、シンプルに食べるよりも、油分と合わせてがっつり、パンチのある食べ方が断然好き」という料理研究家の栗原友さん。あちこち食べ歩いて出合ったじゃがいも料理をクリトモ流にアレンジ。お酒のスタンバイもお忘れなく!
「これ、京都の木屋町のバーで食べ始めたら止まらなくなった深夜のアテ。これをクリトモ流にジャンクにアレンジ。フライドポテトにクリームチーズ、その上にスクランブルエッグをのせて、スイートチリソースにマヨネーズがけですから。ハイボールを飲むと、無性に食べたくなる禁断のひと皿です」
★ フライドポテト | |
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・ じゃがいも | 中4個(メークイン) |
・ 小麦粉 | 大さじ2 |
・ 片栗粉 | 大さじ2 |
・ 揚げ油 | 適量 |
・ 塩 | 少々 |
★ スクランブルエッグ | |
・ 卵 | 2個 |
・ 塩 | ひとつまみ |
クリームチーズ | 80g |
スイートチリソース | 適量 |
マヨネーズ | 好みの量 |
じゃがいもは皮をむいて1cm角の棒状に切る。ボウルで混ぜ合わせた粉類をまぶしたら、低温(160℃)に熱した揚げ油で揚げる。混ぜたときにカサッとするくらいまで揚げたらいったん取り出し、高温(180℃)に上げて二度揚げする。きつね色になったら、油からあげて油をきって、軽く塩をふる。
卵をボウルに割り入れ塩を加え、手早く混ぜてふわりと溶きほぐす。フライパンにサラダ油(材料外)を入れて熱し、卵液を一度に流し入れる。木ベラで大きくかき混ぜて、とろとろの半熟状態に仕上げる。
器にフライドポテトを盛り、クリームチーズを散らし、スイートチリソースをかける。スクランブルエッグをのせて、マヨネーズをかけたら出来上がり。フォークでつぶしてチーズやソースをたっぷりからめながら食べるのがクリトモ流。
栗原友さんは、母の栗原はるみさんとともに料理家として活躍。東京・目黒で昼は「クリトモ式混ぜ麺」、夜は「クリトモ式ツナマヨ混ぜカレー」の小さな食堂を営む。2020年10月末に築地に鮮魚店「クリトモ商店」をオープン。『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)など著書多数。
文:神吉佳奈子 写真:鈴木泰介
※この記事は「使えるdancyu じゃがいも」に掲載したものです。