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甘辛塩っぱが止まらないスーパージャンクポテト|みんなのじゃがいもレシピ①

甘辛塩っぱが止まらないスーパージャンクポテト|みんなのじゃがいもレシピ①

「じゃがいもは、シンプルに食べるよりも、油分と合わせてがっつり、パンチのある食べ方が断然好き」という料理研究家の栗原友さん。あちこち食べ歩いて出合ったじゃがいも料理をクリトモ流にアレンジ。お酒のスタンバイもお忘れなく!

禁断のポテト料理「スーパージャンクポテト」

「これ、京都の木屋町のバーで食べ始めたら止まらなくなった深夜のアテ。これをクリトモ流にジャンクにアレンジ。フライドポテトにクリームチーズ、その上にスクランブルエッグをのせて、スイートチリソースにマヨネーズがけですから。ハイボールを飲むと、無性に食べたくなる禁断のひと皿です」

材料材料 (3~4人分)

★ フライドポテト
・ じゃがいも中4個(メークイン)
・ 小麦粉大さじ2
・ 片栗粉大さじ2
・ 揚げ油適量
・ 塩少々
★ スクランブルエッグ
・ 卵2個
・ 塩ひとつまみ
クリームチーズ80g
スイートチリソース適量
マヨネーズ好みの量

1フライドポテトをつくる

じゃがいもは皮をむいて1cm角の棒状に切る。ボウルで混ぜ合わせた粉類をまぶしたら、低温(160℃)に熱した揚げ油で揚げる。混ぜたときにカサッとするくらいまで揚げたらいったん取り出し、高温(180℃)に上げて二度揚げする。きつね色になったら、油からあげて油をきって、軽く塩をふる。

フライドポテトをつくる

2スクランブルエッグをつくる

卵をボウルに割り入れ塩を加え、手早く混ぜてふわりと溶きほぐす。フライパンにサラダ油(材料外)を入れて熱し、卵液を一度に流し入れる。木ベラで大きくかき混ぜて、とろとろの半熟状態に仕上げる。

スクランブルエッグをつくる

3盛りつける

器にフライドポテトを盛り、クリームチーズを散らし、スイートチリソースをかける。スクランブルエッグをのせて、マヨネーズをかけたら出来上がり。フォークでつぶしてチーズやソースをたっぷりからめながら食べるのがクリトモ流。

盛りつける
盛りつける
盛りつける
揚げたてのフライドポテトにのせるスクランブルエッグは半熟状態に仕上げることがキモ。ポテトも卵も熱々をフォークでくずしながら食べるとおいしさ100倍。フライパンをスタンバイして、手早くつくるべし。

教える人

栗原友 料理研究家

栗原友 料理研究家

栗原友さんは、母の栗原はるみさんとともに料理家として活躍。東京・目黒で昼は「クリトモ式混ぜ麺」、夜は「クリトモ式ツナマヨ混ぜカレー」の小さな食堂を営む。2020年10月末に築地に鮮魚店「クリトモ商店」をオープン。『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)など著書多数。

使える!dancyu じゃがいも
使える!dancyu じゃがいも
A4変型判(108頁)
2020年11月16日発売/880円(税込)

文:神吉佳奈子 写真:鈴木泰介

※この記事は「使えるdancyu じゃがいも」に掲載したものです。

神吉 佳奈子

神吉 佳奈子 (編集者)

1969年、酒どころ広島で生まれる。出版社を渡り歩き、家庭菜園雑誌や食雑誌、料理本の編集に携わる。2018年5月まで、100人の高校生と名人をつなぐ「聞き書き甲子園」の事務局に所属。食と農の手仕事を伝えるべく、フィールドワークを続けている。