必要な手間はかけ、不要なものは省く。それがプロのレシピ
前号の四季dancyu夏号はおかげさまで好評をいただき、多くの方に読んでいただけました。SNSにも四季dancyuの料理写真が数々アップされ、とても嬉しく思います。
四季dancyuシリーズは、おいしいものが好きな人の、日常の料理をボトムアップするためのレシピ集です。健康でいるためにバランスの良い献立を考えること、料理を盛るお皿を選ぶこと。家族がそろったとき、人を招いたときのちょっとしたごちそうなど、広く料理に関わることのヒントをちりばめた内容になっています。
さあ、いよいよ食欲の秋到来。軽く煮込んだり、こんがり焼いたものなどがおいしく感じられる季節なので、夏と比べると調理時間がちょっと増えますが、その分「料理をした」充実感があります。
シェフや料理研究家のレシピに無駄な手間はありません。あるのはおいしくするための手間のみ。これぞ!というレシピを見つけて、台所の時間を楽しんでください。
季節の野菜を使った料理を料理家・植松良枝さんにご紹介いただきます。なじみのある野菜にスパイスやハーブなどの+αで新鮮なお料理に。秋から冬にかけておいしくなる青菜やきのこ、長芋、すだちの料理など旬が満載です。
毎回、その国に精通した料理研究家さんに家庭料理を紹介していただく「世界のキッチンから」。今回はベトナム。エスニック料理とひとくくりで考えがちですが、ベトナムは南北に長い国土を持ち、海にも近くとても豊かな食文化を持っています。丁寧で誠実さにあふれた料理はどれもこれも白米にぴったりで、食べすぎて困るほど。小さな副菜などからぜひ挑戦を!
日々の調理で一番頭を悩ませるのが献立づくり。メインの料理が決まったら、じゃあもう1品はどうしようかと悩みます。家族構成によっても、主菜にさらにボリュームのある副菜をつけたかったり、逆にあっさりしたかったりと要望が違いますよね。定番料理の第一人者・大庭英子さんが、秋に食べたい定番の主菜に2パターンの副菜の提案してくださいます。
料理と器の店「カモシカ」を営む料理ユニット、オカズデザインによる、料理と器のそれぞれを主役にした連載。第2回は、角皿をテーマに紹介をしてもらいました。家にある角皿にどんなものを盛りつけたら素敵に見えるか、またこれから買うならどんな角皿がいいか、料理と器の双方向からのご提案です。
- 四季dancyu「秋のキッチン」
- A4変型判(120頁)
2020年9月11日発売/1,000円(税抜き)
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