dancyu本誌から
dancyu10月号「大人のフルーツ。」絶賛発売中!

dancyu10月号「大人のフルーツ。」絶賛発売中!

dancyu10月号、「大人のフルーツ。」は本日発売です!暑い暑い夏を抜け、少し疲れた体を癒してくれる、栄養たっぷりの食べ物。それは、太陽の光を浴びたフルーツ!そのまま食べておいしい(当然!)。その上、フルーツ好きの食いしん坊は大人な知恵も持っています。今の時季しか会えないフルーツも、一年中出会えて助かるフルーツも、この特集で、もっともっとおいしく!

思い出と果実

表紙
dancyu10月号
dancyu10月号
dancyu10月号
dancyu2020年10月号
小学生の頃、夏休みになると、近所の八百屋の店頭に大きなすいかが置かれ「重さを当てた方に差し上げます!」という札が貼られました。野球の練習の帰り、真剣に考えている僕に「食べな」と言って、八百屋のおじさんが切ったすいかを渡してくれました(結局、一度も当たりませんでしたが)。大学生のとき、バイクの免許を取りに山形の赤湯に行きました(合宿免許です)。教習所のすぐ近くでさくらんぼがたわわに実っていて、収穫している人に「美味しそうですね」と話しかけたら、「持っていきな」とさくらんぼを袋に入れてくれました。やはり学生のとき、山梨の勝沼に遊びに行くと、ぶどう畑のそばで農家さんがぶどうをつまみながら休憩していました。旨そうだな、思ってつい見ていたら、「これが俺らのジュースだから」と笑いながら立派なぶどうを一房手渡してくれました。以前、「今月のしめ」でも書きましたが、dancyuの取材で八戸市営魚菜小売市場を訪れたとき、少しキズがついたりんごを安く売っていました。札には「キズモノ」「ワケあり」などではなく「トリツツキ」と書いてありました。売っているおばちゃんに聞いてみると、「鳥がつついたということは、それだけうめぇんだ」とにっこり。
果物は人や旅先や風景や、いろいろな思い出とつながっています。いまだに、すいかやさくらんぼやぶどうやりんごを食べると、おじさんたちの顔が浮かびます。だから、果物って心に沁みる美味しさがあるのでしょうね。

dancyu編集長 植野広生
dancyu2020年9月号
dancyu2020年10月号
第一特集:大人のフルーツ。
第二特集:GO TO!TOKYO買い出し散歩

A4変型判(152頁)
2020年9月04日発売/ 900円(税込)
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写真:木村拓