あなたはレストランに行って、すぐに食べたいものを決められる人ですか?好き嫌いがひどい、料理が下手、メニューを決められない、食べ過ぎる……。dancyu編集長・植野が、食いしん坊倶楽部会員のあらゆる「食の悩み」にお答えします。
かつて、松岡修造さんが子供たちにテニスを教えるテレビ番組で、食事の際に「メニューを見た瞬間に注文するものを決められなくちゃダメだ!」と叫んでいました。それはアスリートとしての反射神経と判断力を養うためで、どの料理を頼むか、メニューを眺めて目移りするのも食事の楽しみのひとつ。気が済むまで迷って会心の注文(?)を目指しましょう。とはいえ、ひとりでない場合は、どうしても周りの目が気になりますよね。
そんな場合は、周囲に気を使いつつ、自分の食べたいものをできるだけ速やかに決断する、というこねこさんにとってはかなり難しいことをしなければいけません。
こうした場合の一般的な選択肢としては、
①一緒に行った人に任せる
②店の人にお薦めを聞く
③事前に店のメニューを調べて注文するものをじっくり検討しておく
④自分なりに規則性のある注文ルールを決めておく
⑤同じように迷う人と一緒に行く
といったことが考えられます。
しかし、こねこさんの場合、①や②はストレスが溜まりますよね。
③は、サイトのメニューなどを見ながらひとりでじっくり考えられるので向いているかもしれません。ただ、いざ店に行くとメニューが替わっていたり、「本日のおすすめ」が加わっていてやはり迷ってしまうというリスクもあります。
④は単純明快な基準をつくっておくことです。たとえば、「一番高いものと一番やすいものを頼む」「前菜やメインなどそれぞれの先頭に書いてある料理を頼む」などです。バリエーションとして「定番の好物から一品、食べたことがない料理から一品」などと決めておけば、ゼロから迷い始めるより絞り込みがしやすくなると思います。
それでも、やはり周りから「早く決めてよオーラ」を出されるとせっかくの食事が楽しくなくなりますね。こねこさんには⑤の「同じように迷う人と一緒に行く」ことをお薦めします。
同じタイプの人と気兼ねなくじっくりメニューを選ぶのが一番幸せでしょう。
ただし、何も頼まずにずっといるのは店に迷惑が掛かりますので、とりあえず飲み物を頼んで、できればつまみや前菜などを一、二品頼んでからじっくり吟味してください。
とりあえずの一、二品にも迷ってしまうのであれば、店のスタッフに「前菜やつまみであなたが一番好きなものはなんですか?」と聞いてみましょう。それで、店の実力やそのスタッフのホスピタリティもわかりますから。
イラスト:横山寛多
かつて、松岡修造さんが子供たちにテニスを教えるテレビ番組で、食事の際に「メニューを見た瞬間に注文するものを決められなくちゃダメだ!」と叫んでいました。それはアスリートとしての反射神経と判断力を養うためで、どの料理を頼むか、メニューを眺めて目移りするのも食事の楽しみのひとつ。気が済むまで迷って会心の注文(?)を目指しましょう。とはいえ、ひとりでない場合は、どうしても周りの目が気になりますよね。
そんな場合は、周囲に気を使いつつ、自分の食べたいものをできるだけ速やかに決断する、というこねこさんにとってはかなり難しいことをしなければいけません。
こうした場合の一般的な選択肢としては、
①一緒に行った人に任せる
②店の人にお薦めを聞く
③事前に店のメニューを調べて注文するものをじっくり検討しておく
④自分なりに規則性のある注文ルールを決めておく
⑤同じように迷う人と一緒に行く
といったことが考えられます。
しかし、こねこさんの場合、①や②はストレスが溜まりますよね。
③は、サイトのメニューなどを見ながらひとりでじっくり考えられるので向いているかもしれません。ただ、いざ店に行くとメニューが替わっていたり、「本日のおすすめ」が加わっていてやはり迷ってしまうというリスクもあります。
④は単純明快な基準をつくっておくことです。たとえば、「一番高いものと一番やすいものを頼む」「前菜やメインなどそれぞれの先頭に書いてある料理を頼む」などです。バリエーションとして「定番の好物から一品、食べたことがない料理から一品」などと決めておけば、ゼロから迷い始めるより絞り込みがしやすくなると思います。
それでも、やはり周りから「早く決めてよオーラ」を出されるとせっかくの食事が楽しくなくなりますね。こねこさんには⑤の「同じように迷う人と一緒に行く」ことをお薦めします。
同じタイプの人と気兼ねなくじっくりメニューを選ぶのが一番幸せでしょう。
ただし、何も頼まずにずっといるのは店に迷惑が掛かりますので、とりあえず飲み物を頼んで、できればつまみや前菜などを一、二品頼んでからじっくり吟味してください。
とりあえずの一、二品にも迷ってしまうのであれば、店のスタッフに「前菜やつまみであなたが一番好きなものはなんですか?」と聞いてみましょう。それで、店の実力やそのスタッフのホスピタリティもわかりますから。
イラスト:横山寛多