日本にも上陸して欲しいと願うほど美味しいその食べ物とは?外出規制が緩和されはじめているものの、過去最多レベルの感染者が確認されているアメリカ。まだまだ予断を許さない状況である上に、白人警察官の黒人殺害に対する抗議デモや大統領選の混乱が続いています。このような状況の中、現在ニューヨーク在住の大野さんが、現地からデリバリー事情をレポート。
今回はニューヨークいや、全米で大人気のサラダ専門店「Just Salad」をおなじみUber Eatsで頼みました。
意外や意外、アメリカ人の健康志向は年々高まっていて、いたるところにサラダ専門店が急増しています。ほんの5年前までは「健康的な食生活とエクササイズが大切なことは分かっているけど、時間とお金がないから実践できない……」と諦める人が多かったそうですが、最近では街を歩けばサラダ専門店にあたるほど身近になり、時間がない時でも手軽にテイクアウトできて、手頃な価格で購入できることから、どんどん浸透して、ニューヨーカーたちは充実した健康ライフを送れているのです。
その立役者となっている、この店は、遡ること2006年「アメリカには安価で健康的な食べ物が少ない」ということに懸念を抱き、それを払拭できる店を作ろうと、ニューヨークで産声をあげました。「手頃な価格で健康的な食事を提供することにより、より良いライフスタイルを育むこと」をモットーに掲げています。その気持ちが消費者に伝わり、一過性のものではなく、オープンから現在まで、行列の絶えない店として人気を博しています。また客層は、女性に限らず、筋トレが大好きであろうビジネスマンやお年寄りまで、老若男女に広く好まれ、利用されています。
今回僕は、Crispy Chicken Poblano Saladを注文しました。内容は、ロメイン&ケール、ローストチキン、コティアチーズ、アボカド、コーン、レッドオニオンのピクルス、トルティーヤチップが入っています。そこに、ブラウンライスとパクチーをトッピング。ここのメニュー表には、カロリーはもちろんのこと、総脂質やコレステロール、ナトリウム、総炭水化物、食物繊維、たんぱく質等々の数値が表記されています。徹底した健康管理です。
肝心な味はどうでしょう。全て新鮮な野菜で、風味があって、シャキッとした歯応え、これはまさに健康的な幸せを感じられる美味しさです。視覚からもそれが伝わります。毎日、新鮮な食材が店に届き、生やロースト、焼き、蒸しのみで提供されているそうです。驚きは、これだけヘルシー志向なのに量が多いんです。1ボウルで食事2回分に分けて食べられます。
こういうことからも創業から貫くポリシーが我々食べる側にも伝わります。ただ単に季節ごとの新鮮で健康的な食べ物を提供するだけではなく、そこから、健康の大切さを啓蒙しているのです。そして、地元の契約農家と組むことで、この素晴らしい取り組みが、衰えることなく継続して提供されて行くのです。ただの人気のサラダ屋さんではなく、深い信念があることで、年々ファンを拡大させていることが良く分かりました。
日本にも「Just salad」が上陸したら嬉しいなぁ。
ああ、またしても想像するだけでよだれが……。今日も、また頼もうかな。
余談ですが、カスタマイズで選べる野菜やドレッシングの種類が、日本の比じゃない!そして、サラダ以外にも、もちろん健康にこだわった、ラップサンドやスープ、スムージー、アボカドトーストなどもあるから、毎日通っても飽きずに、その日の気分で色々楽しめます。