俳優の大野拓朗さんが今回紹介するのは、もはやニューヨーカーの国民食とも呼べるあのファーストフードです。段階的に外出規制が緩和されはじめているニューヨーク。しかし、まだ予断を許さない状況である上に、白人警察官の黒人殺害に対する抗議行動も激化しています。このような状況の中、現在ニューヨーク在住の大野さんが、現地からデリバリー事情をレポート。
今回はザ・ニューヨークの1ドルピザ!の人気店「2 BROS PIZZA」をご紹介します。毎度おなじみUber Eatsでデリバリーしてもらいました。
ニューヨークに来て早6ヶ月、街を歩いているとPIZZA!PIZZA!PIZZA!という文字をやたら目にするなぁと思っていました。そこで英会話学校の先生に聞いてみたのですが、今やピザはニューヨーカーの国民食的な存在らしい。中には、ピザはニューヨーク発祥の食べ物だと思い込んでいる人もいるみたい(笑)。みんなそれぞれに、お気に入りのお店とこだわりがあって、どこどこのピザがナンバーワンだ!とか、どこどこのピザはイマイチだ……とか、どこの誰とでも絶対に盛り上がることのできるピザネタは、ニューヨーカーの鉄板話になってます。
今回選んだ「2 BROS PIZZA」の1ドルピザは、レギュラーやプレーンと呼ばれる、外はカリッとサクサク、中はモチモチな生地の上に、トマトソースと細切りにされたモッツアレラチーズが乗っているだけのシンプルなもの。しかし侮るなかれ、これだけでも十分美味しいのです。モッツアレラチーズの上品な優しさもさることながら、特に、生地の食感と高級パンを食べているような風味ある味わいは、心とお腹を満たしてくれます。その美味しさの理由が気になったので調べてみると、生地は、ミネラルが豊富と評価の高い「ニューヨーク市の水」を使用して作られているということが分かりました。1ドルピザの生地にこんなこだわりがあったとは。ピザをニューヨーク発祥の食べ物だと思い込むニューヨーカーが存在する意味も理解できました(笑)。
僕は今回、腹ペコだったので、1ドルピザではなく、具がトッピングされているPepperoni PizzaとHawaiian Pizza、Meat Lover Pizzaの3ピースを注文しました。1ピースの大きさが僕の顔と同じくらいあるので、もう~お腹パンパン!ギリギリ残さず食べられるくらいのボリュームでしたが、飽きることなく、サックサクの耳も残すことなく、最後まで美味しく完食。なんだか幸せな時間でした。
ニューヨーク観光に来た時は「2 BROS PIZZA」のニューヨークピザを店内で食べても、テイクアウトして公園で食べても、ホテルからデリバリーサービスを利用して食べても、ニューヨークを感じながら美味しくいただけること、間違いなしです。
ああ、またしても想像するだけでよだれが……。今日も、また頼もうかな。
余談ですが、ペットボトルの水や缶のジュースは、ベンダーやこういったお店で買うことをオススメします。なんと1ドルで買えるんです!コンビニやスーパーよりも安い。ベンダーなら飲み物だけでも買わせてもらえます。ただ、マンハッタンのような観光地にあるベンダーの場合、たまに高い値段を言われることがあるので気を付けて。2~4ドルふっかけられることもあります。対処法は、最初から値段を聞かずに1ドル見せながら、“I’ll have a water.One dollar,right?”と言いましょう。