焼肉、鮭定食、樽酒と小鉢｜カメラマンが、いつかまた食べたい料理

2020.05.31
- 連載 : カメラマンが、いつかまた食べたい料理

カメラマンの本野克佳さん。今、食べに行きたい、会いに行きたい料理はなんですか？と聞くと……。

本野克佳さんが食べに行きたいのは――。

東京・鹿浜「スタミナ苑」の焼肉

関西出身の僕にとって、関東に焼肉のうまいところなんてあるのか？だってもつ煮込みでさえ牛ではなく豚が主流やもんね……。リーズナブルでうまい焼肉なんてないやろうなって、あっても高額に決まっている。そんな僕の勝手な思い込みを覆してくれたのが、「スタミナ苑」。撮影で丸一日24時間張り付いた。肉のうまいところは他にも数多くあるのだろうが、一日中店の大将と一緒にいることによって、「スタミナ苑」の肉のうまさの秘密を知ってしまった。そして、働く方々の温かさも知ってしまった。ロース、ハラミなどは言うまでもなく、ホルモンに関しては超一級。僕は物書きではないので、うまい！としか味の表現はできないけれど、信じてください、とにかくうまいから。

東京・築地「魚竹」の鮭定食

昼飯って時間がなかったり、財布の中身が限られていたりで妥協して、どこでもいいやと適当にしてしまう僕がいる。でも本音はお母ちゃんが作ってくれたような優しい昼飯が食べたい。そんな時には「魚竹」。昼飯の三種の神器。味噌汁は母ちゃんの味。漬物はおばあちゃんの味、そしてご飯。コメが最高にうまい。メインの鮭も脂がのってうますぎます。鮭、ご飯、みそ汁。鮭、ご飯、みそ汁、たまに漬物。箸が止まりませんよ。