カメラマンが、いつかまた食べたい料理
プロフ、ラーメン&チャーハン、玉ねぎとさつまいも|カメラマンが、いつかまた食べたい料理

プロフ、ラーメン&チャーハン、玉ねぎとさつまいも|カメラマンが、いつかまた食べたい料理

カメラマンの三木匡宏さん。今、食べに行きたい、会いに行きたい料理はなんですか?と聞くと……。

三木匡宏さんが食べに行きたいのは――。

ウズベキスタンのプロフ

ウズベキスタンのプロフ
黒沢清監督の「旅のおわり世界のはじまり」の映画撮影で、ひと月ほどウズベキスタンに滞在しました。撮影が休みの日に街を歩きながら写真を撮っている時、街の人に『お前もこっちに来い!』みたいな感じで手招きされたので行ってみると、中で結婚式の食事会をしてました。気がついたら酒を飲まされ、目の前に料理の乗った皿が置かれ『食べろ!』みたいな仕草をするので、食べてみるとチャーハンみたいな味と食感なのですが、とても甘味のある癖になる味でした。これはプロフという料理で、羊、牛の骨つき肉、にんじん、玉ねぎ、ひよこ豆などをスパイスと油で和えて、お米と一緒に炊いたものだそうです。ウズベキスタン人はとにかく気さくで、こういった結婚式なんかでも見ず知らずの人を巻き込んでお祝いするのはよくあるみたいです。初めて訪れた国だったのですが、人も陽気で楽しく、料理も美味しかったのでまたプライベートで訪れたい国の一つになりました。

東京・式根島で食べたラーメン&チャーハン

海
店内
ラーメン&チャーハン
子供が出来てから毎年夏休みに父、母も連れて式根島へ海水浴に行っています。東京からも2時間弱で、島も小さくあまり波の立たない海の為、小さい子供でも安全に遊べる島です。午前中目一杯泳いだ後、近所の食堂で食べる、よくある少し醤油の濃いラーメンとチャーハンがものすごく美味しく感じて幸せでした。今年は行けるかな?

青ヶ島の地熱で蒸した玉ねぎとさつまいも

青ヶ島の地熱で蒸した玉ねぎとさつまいも
火山地熱を使って製塩をしている“ひんぎゃの塩”の撮影で訪れた青ヶ島。 地熱窯を利用して蒸した玉ねぎとさつまいもに、ひんぎゃの塩を少しかけて食べた時の驚くような甘さに感動しました。島の立地等々なかなか気軽に行けるところでは無いのですが、自粛中でネットの世界が多い今、自分の肉体を使ってまたあの味を体験したくなりました。 青ヶ島焼酎のつまみで食べる明日葉の天ぷらも最高なんです。

写真・文:三木匡宏