千葉生産者応援クラウドファンディング
「髙梨牧場」のかずさ和牛|千葉の生産者を応援します③

「髙梨牧場」のかずさ和牛|千葉の生産者を応援します③

千葉の農家や漁師などは昨年、二つの台風で大きな被害を受け、いまだ影響が残っている場所もあります。野菜、果物、魚介、肉など、四季折々の多彩な食材に恵まれた千葉を、そして美味しい食を支えている生産者を、dancyuは応援します。その応援プロジェクトである「千葉応援クラウドファンディング」に参加していただいている生産者をご紹介します。髙梨牧場では、牛に寄り添いストレスがかからない育て方に注力しています。農林水産大臣賞を幾度も受賞している牛肉を、ぜひご賞味あれ。

牛が生き生きと育つ環境づくり

酪農発祥の地・千葉県。房総半島では江戸時代から牛の飼育が始まり、現在では牛肉の出荷も盛んだ。近年では、“かずさ和牛”というブランドも確立した。「この地域が牛の飼育に適しているのは、寒暖差の幅が狭く、穏やかな気候で、牛にストレスがかからないから」と話すのは、髙梨牧場の髙梨裕市さんだ。

髙梨牧場の髙梨裕市さんは、両親と妹の4人で、300頭以上の牛を飼育。

「牛の能力を最大限に引き出したい」。髙梨さんが育てる和牛は、口溶けがよく、赤身の旨味や、脂質の甘い風味が凝縮されているのが特徴。さらに、弾力があってジューシーだ。その秘訣は、徹底した飼料の管理。髙梨さんは、牛の成長のステージに合わせて内容を変える。さらに、米ぬかやライスオイルなどの厳選した素材を独自にブレンドし、甘くて香ばしい香りのする肉になるよう、牛を育てているのだ。

独自の研究を積み重ねた育て方で、口溶けがよく、赤身の旨味や脂質の風味がより引き立つ牛肉を出荷している。

地域のシェフからの評価も高い。「髙梨牧場の牛肉は、一度食べたら忘れられない味」と県外のプロからも支持され、問屋に髙梨牧場指定で牛肉を注文するシェフや業者もいるそう。「できるだけ長い時間、牛と一緒に過ごし、表情を見ながら体調管理をしています。命をもらうからには、手を抜かずに真面目に牛と向き合い続けたい」という髙梨さんの真摯な姿勢が実を結び、これまでに農林水産大臣賞を6度もの受賞を重ねている。

髙梨牧場から牛肉を仕入れるシェフからは「松阪や神戸などの高級和牛を食べ慣れたお客様も魅了される旨味と柔らかさ」と好評。

自宅で和牛を食べるとなると、焼き方や味付けに悩んでしまうところ。だが、心配はいらない。「ゆっくりと解凍し、肉を常温にしてから火を入れてください。焼き方はお好みで。肉自体の旨味が強いので、まずは塩だけで食べてみてください。それでも十分美味しいですから」(髙梨さん)。これなら、簡単。外食が難しくなったいま、自宅でとびきりの牛肉を楽しもう!

文:吉田彩乃 写真:三木匡宏

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クラウドファンディング

dancyuは、千葉の生産者・流通業者を応援するためのクラウドファンディングを始めます。「房州そら豆」「かずさ和牛」「房州びわ」「鴨川の貝類」の四つの食材コースがあり、それぞれを購入することで生産者を応援する"支援型クラウドファンディング"です。詳細はサイトでご確認ください。
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