食のお悩み相談室
トッピング症候群|食のお悩み相談室①

トッピング症候群|食のお悩み相談室①

dancyu編集長植野が、食いしん坊倶楽部会員の悩みに答えます。第一回目のお悩みとは?

トッピングをつけないと不安です。

鬼おろしさんのご質問
自分は食事に行くと、必ずトッピングを付けてしまいます。たとえばカレー屋でカツカレーを注文したのに、さらに唐揚げも追加してしまいます。定食屋でミックスフライ定食を注文して、さらにアジフライをトッピングしてしまいます。そんなにお腹が空いてなくても、つい付けてしまうのです。付けないと不安になるのです。こんなトッピング癖をどうしたらいいでしょうか?

植野の回答

そのお悩み、よくわかります。実は僕も“トッピング症候群”なので。そんなにお腹が空いていないのに、ついトッピングを付けてしまう人は、狩猟動物としての本能が強く残っているからです。

人間の歴史は約300万年と言われていますが、約1万年前までは狩猟生活を送っていました。つまり、“つい最近”まで獲物を追いかけていたのです。ライオンなどがそうであるように、いつ獲物にありつけるかわかならい。わからないから獲物を仕留めた時は腹一杯食べる(進化とともに仕留めた獲物を保存する技術が発展しましたが)。

つまり、いまだ狩猟動物型である“我々”は、食事のときに「ここでしっかり食べておかないといけない」という危機的本能が、「大丈夫、いつだって食べられるじゃん」という客観的理性を上回ってしまい、ついトッピングを追加してしまうのです。

だから、トッピング癖は止めようがない。本能だからしょうがないのです。むしろ「自分は動物的本能が衰えていない」と自慢すべきことなのです。消費期限の日付を見ないと食べられるかどうかわからない、などという絶滅危惧種に近い若者が増えている中、これは誇るべきことです。胸を張ってトッピングを注文しましょう。

ただし、ライオンは腹一杯食べるとそれ以上は食べません。食べ残すことで、家族や仲間やハイエナなど他の種類の動物が食べて生存することができる。こうして地球は成り立ってきたのです。だから、自分が食べきれる範囲で、トッピングをつけましょうね。

イラスト:横山寛多

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