ギリギリダダンダン。

パスポートの申請に行ってきました。
12年ぶり、4回目のことです。

パスポートの有効期間は5年か10年なので、手許にあった12年もののパスポートは当然のように効力を失っていて、すんなり更新というわけにはいかないんですよね。

戸籍抄本か戸籍謄本が必要です。ということで、さっそく区役所に行ったら、戸籍はここにはないと言われる始末。そうか、本籍は生まれ故郷に残したままだったのかぁ。
取り寄せるために、数日。

いざパスポートセンターへ向かいます。なんとまぁ、混んでるものなんですね。180分待ち。そうか、こんなにも多くの人がパスポートを欲しているのかぁ。
次の予定に間に合わなくなるので、撤退。

この時点で、ほぼタイムオーバーだったんです。
パスポートは交付までに土曜や日曜や祝日などをのぞいて6日かかるということなので、たとえこの日に申請をしても、僕が新しいパスポートを手にする日は、渡航しようかなと考えていた前日だったんですね。翌日に申請したら当日ですよ（この一文、時系列がよくわかんなくて、ちょっとおかしいですね）。

12年前にパスポートを更新したときのことを想い出しました。
インド取材のためにあれやこれや準備をしていて、はたと気づいたんです。うわぁ、インド滞在中にパスポートの有効期限が切れちゃうよって。こりゃ、たいへんと、出発の10日前にダダンダンと申請したんです。ほんと、ギリギリだったんですよね。

そのときのパスポートを開けば、30代の僕がいます。あたふたと駆け込んだわりには、まあまあの顔。このパスポートで海外へと飛び立ったのは、カレーとパパイヤの旅で、わずか2回。12年前、パスポートを手にしたときは、何を思っていたのかな。ちっとも、記憶にないなぁ。

結局、今回はくたびれた顔が貼りついた新しいパスポートを手にしただけで、渡航はなし。
もう一度くらいは、パスポートを申請する日がやってくるのかな。
早くて10年後。そのときに、この顔を悪くないと思ったりしたら、ちょっと嫌だ。