岩手県洋野町には、昆布が生い茂る“うに牧場”がある。そこで育てた特上のウニや、三陸の海で獲れた海産物がやってきます!
岩手・洋野町には“うに牧場”がある。海底を掘って溝をつくり、海藻が繁殖しやすい環境にしたものだ。1年かけて育てたキタムラサキウニの“稚ウニ”を海に放流し、2年ほど経ってからうに牧場に移す。ここで海藻を1年間たっぷり食べて実が詰まったところでようやくウニを獲る。4年かけて育てたその味は、香り、旨味、甘味が濃厚だ。北三陸ファクトリーでは、このウニを使ってさまざまな美味しい加工品をつくっている。
なかでも秀逸なのが“うにバター”。滑らかな口当たりの後から香りと旨味がジワリと広がる妖艶かつ恍惚な美味。軽くトーストしたバゲットに塗れば白ワインのつまみに最高だし、白飯の上にのせて醤油を数滴たらせば至福の味。もしかしたら、ウニより贅沢な一品かもしれない。
北三陸ファクトリー
【住所】岩手県九戸郡洋野町種市22‐133
【電話】0194‐75‐3548
※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。
撮影:伊藤菜々子、海老原俊之、砺波周平 文:編集部