なぜ「銀座 小十」は土鍋ご飯を禁じ手としたのか?
「銀座 小十」が進化を続けている。止まることなく、前へ前へと進む。店主の奥田透さんの想いは、和食の未来...
東京の和食を牽引してきた、日本料理「銀座 小十」。1969年生まれの主人・奥田透さんは、旬の食材を大胆に駆使して、あるときは人間の原点である本能を刺激し、あるときは体にしみわたる、しみじみとしたおいしさを追及してきた。令和元年の今年、50歳という区切りを迎えるにあたり、これまで築き上げてきた献立を全面的に見直し、改めて日本の年中行事や伝統を深く意識した、新たな境地を拓こうとしている。