今日、なにつくる?
北イタリア広域で愛されている素朴なスイーツ。甘酸っぱさがクセになる「くるみのトルタ」のレシピ

北イタリア広域で愛されている素朴なスイーツ。甘酸っぱさがクセになる「くるみのトルタ」のレシピ

2026冬季オリンピック・パラリンピックが白熱!舞台であるコルティナ・ダンペッツオをはじめ、北イタリアで広く愛されているスイーツをご紹介しましょう。くるみがたっぷり、ほんのり薫るレモンとベリーのジャムに癒やされます。

※2023年2月4日に配信した連載『北イタリアの家庭料理』からの再配信です。

“くるみのトルタ”のつくり方

トレンティーノで親しまれる、香ばしく素朴なタルトは、砕いたくるみが小麦粉の倍以上入っています。ほんのり香るレモンの皮の風味と、間に挟んだベリー系ジャムの甘酸っぱさがアクセント。食後のドルチェはもちろん、午後のお茶の時間にも。

材料材料 (直径18cmの丸型1台分)

くるみ100g(むきくるみ)
薄力粉40g
3個
グラニュー糖100g
溶かしバター30g(食塩不使用)
レモンの皮1個分(すりおろす)
ベリー系のジャム100g(*)
粉糖適量

*ジャムは現地ではラズベリー、レッドカラントなどを使用。

※型にオーブンペーパーを敷いておく。または生地を入れる前にバター(分量外)を薄く塗り、小麦粉(分量外)を薄くはたく。

1下ごしらえ

くるみはフードプロセッサーにかけて細かくしておく。薄力粉はふるっておく。卵3個は卵黄と卵白に分けておく。

下ごしらえ
くるみは完全な粉末にするのではなく、ところどころ粗い粒が混ざる程度の砕き加減にすると、食感も残っておいしい。

2メレンゲにする

ボウルに卵白を入れてホイップし、ふっくらと泡立ったらグラニュー糖大さじ1を加え、ツノが立つまでしっかりと泡立ててメレンゲにする。

3卵黄をクリーム状にする

別のボウルに卵黄を入れて溶きほぐし、残りのグラニュー糖を3回に分けて加えながら泡立て、白っぽいクリーム状にする。

4くるみを加える

3のボウルにくるみを入れてしっかりと混ぜ、溶かしバターとレモンの皮を加えて混ぜたら、薄力粉を加えて切るようにさっくりと混ぜ合わせる。

5オーブンで焼く

4のボウルに2のメレンゲを3~4回に分けて加え、泡をつぶさないようにやさしく混ぜ合わせる。型に入れて表面をならし、180℃に予熱したオーブンで30分焼く。

6仕上げ

焼き上がったらそのままオーブンの中で冷まし、型から外す。半分の厚さに切り、ベリーのジャムをサンドし、表面に粉糖をふる。

完成

教える人

山内千夏

山内千夏

やまのうち・ちなつ●料理家。製菓メーカーで商品企画に携わった後、イタリアへ料理留学。以降、定期的に現地で家庭料理を学んでいる。湘南の自宅で料理教室を主宰。著書に『トルタ・サラータ イタリア式塩味のタルト』(文化出版局)など。

文:鹿野真砂美 撮影:宗田育子

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。