創刊35周年!名酒場の感動レシピ
【圧倒される肉メイン】砕いて纏わせる、黒胡椒の鮮烈な香りたるや!牛込神楽坂『ル・マンジュ・トゥー』の「黒胡椒のステーキ」

【圧倒される肉メイン】砕いて纏わせる、黒胡椒の鮮烈な香りたるや!牛込神楽坂『ル・マンジュ・トゥー』の「黒胡椒のステーキ」

2026年冬号「名酒場の感動つまみ」特集で、もしもdancyuがこれまで掲載したレシピから選りすぐりのつまみを出す最高の酒場を開いたら――。そんな妄想から生まれた企画が、“dancyu夢ワイン酒場”。今回は、纏う香りが強烈!な『ル・マンジュ・トゥー』の「黒胡椒のステーキ」。

理論哲学と歴史を踏まえた正調のフランス料理

神楽坂の閑静な住宅街に一軒家のレストランを構えて30余年。美しく研ぎ澄まされ、力強さもみなぎる料理の一皿一皿に、名匠・谷昇シェフの信念、哲学、パッションが注ぎ込まれている。ますはシンプルなステーキに挑戦して、レジェンドの味に近づいてみたい。

材料材料 (2~3人分)

牛ロース厚切り肉1枚(400g)
3.2g
黒胡椒20g(粒)
オリーブオイル大さじ1

1肉の下準備

牛肉は室温に戻す。両面に塩をふり、肉に塩分が浸透して表面に水分が浮いてくるまで30分ほど置く。

肉の下準備

2粒胡椒を砕く

黒粒胡椒を大きめのバットに平らに広げ、鍋底を押し当てて、体重をかけ、てこの原理で胡椒を砕く。ガリッと威勢のいい音がしなくなったら、だいたい砕けた証拠。

粒胡椒を砕く

3肉に胡椒を纏わせる

胡椒を肉の両面に満遍なく貼りつける。

肉に胡椒を纏わせる

4肉を焼く

フライパンにオリーブオイルを入れて強火で熱し、盛りつけたときに上になる面を下にして牛肉を入れて焼く。

肉を焼く

5裏面も焼く

焼き色がついたら裏返し、裏面も同様に焼く。

裏面も焼く

6表面の胡椒を落とす

バットなどに取り出し、切ったときに肉汁が流出しないように少し置いて落ち着かせる。
欲しいのは、胡椒の辛さでなく香り。表面についた胡椒を包丁で払い落とす。

表面の胡椒を落とす

7肉を切る

肉を筋のところで部位別に切り分けてから、食べやすい大きさに切って器に盛る。

肉を切る

8完成!

焼き加減はミディアムレア。牛肉の赤身と脂の旨味が口の中で溶け合う最中に、奥歯でガリッと噛み砕いた胡椒の香りが一気に広がる。

完成!
26年冬号「名酒場の感動つまみ」
dancyu2026年冬号の特集は、創刊35年記念レシピ特集「名酒場の感動つまみ」。全73皿の感動つまみレシピを紹介しています。

dancyu2026年冬号
A4変型判(168頁)
2025年12月5日発売/1,500円(税込)

店舗情報店舗情報

ル・マンジュ・トゥー
  • 【住所】東京都新宿区納戸町22
  • 【電話番号】03-3268-5911
  • 【営業時間】18:30~21:00(L.O.)
  • 【定休日】日曜
  • 【アクセス】都営大江戸線「牛込神楽坂駅」より6分

撮影:鈴木泰介

上島 寿子

上島 寿子 (文筆家)

東京生まれで、銀座の泰明小学校出身。実家がビフテキ屋だったため、幼少期から食い意地は人一倍。洋酒メーカー、週刊誌の記者を経て、フリーに。dancyuをはじめ雑誌を中心に執筆しています。