
2026年冬号「名酒場の感動つまみ」特集で、もしもdancyuがこれまで掲載したレシピから選りすぐりのつまみを出す最高の酒場を開いたら――。そんな妄想から生まれた企画が、“dancyu夢ワイン酒場”。今回は、火入れによって、太い下仁田ねぎのポテンシャルを最大限に引き出す、『マルディ グラ』の「下仁田ねぎロースト」をご紹介!
肉のフレンチ東京代表。短角牛のビステッカや、ガリガリでハーブ香るトスカーナフライドポテトに圧倒的な定評があるが、寒い冬にオンメニューする下仁田ねぎローストもファンが多い。スペインの丸焦がしねぎ“カルソッツ”から着想を得た。

| 下仁田ねぎ | 4本 |
|---|---|
| ガーリックオイル | 大さじ3 |
| 塩 | 適量 |
下仁田ねぎの硬い表皮を一枚だけ剥いで水洗いする。土が入り込んでいることが多いので、流水で丁寧に洗い落とし、根と葉の先を切る。一本そのままで焼くのが理想だが、鍋に収まらない場合は半分にしてもOK。
小鍋にオリーブオイル100mLとにんにく大3片を入れて中火にかける。オイルが沸いてきたら弱火にして、時々鍋を揺すってにんにくを転がしながら火を入れる。にんにくがこんがりときつね色に色づき、竹串がすっと入れば出来上がり。火を止めて冷ます。
鍋を中火にかけ、温まったらにんにくオイルを入れて広げる。

水気を拭いたねぎを並べ、蓋をしてローストする。鍋は蓋付きで、厚手のものがベター。蓋があればフライパンでもよい。今回は直径25cmの鋳物ほうろう鍋を使用。

焼き時間はねぎの太さによるが、直径3cm程度なら片面5分が目安。焼き色がついたら裏返し、さらに火を入れる。全体がこんがりと焼けて、竹串が抵抗なくすーっと刺されば焼き上がり。
皿に盛って塩をかけたら完成。塩は結晶の大きな粒塩が向く。店ではイタリアの岩塩サーレ・ディ・ロッチャを使用。


文:上島寿子 撮影:合田昌弘