創刊35周年!名酒場の感動レシピ
【喝采!の前菜】皮は芳ばしく、とろっとろな甘味が内側からジュワーッと押し寄せる!銀座『マルディ グラ』の「下仁田ねぎロースト」

【喝采!の前菜】皮は芳ばしく、とろっとろな甘味が内側からジュワーッと押し寄せる!銀座『マルディ グラ』の「下仁田ねぎロースト」

2026年冬号「名酒場の感動つまみ」特集で、もしもdancyuがこれまで掲載したレシピから選りすぐりのつまみを出す最高の酒場を開いたら――。そんな妄想から生まれた企画が、“dancyu夢ワイン酒場”。今回は、火入れによって、太い下仁田ねぎのポテンシャルを最大限に引き出す、『マルディ グラ』の「下仁田ねぎロースト」をご紹介!

火入れマジシャンによる肉フレンチの総本山

肉のフレンチ東京代表。短角牛のビステッカや、ガリガリでハーブ香るトスカーナフライドポテトに圧倒的な定評があるが、寒い冬にオンメニューする下仁田ねぎローストもファンが多い。スペインの丸焦がしねぎ“カルソッツ”から着想を得た。

店主 和知 徹さん
「マルディ グラ」店主 和知 徹さん。1967年兵庫県生まれ。辻調理師専門学校から同校フランス校を経て帰国後「ひらまつ」グループへ。在職中に仏二つ星「ヴィヴァロワ」にて修業。再び帰国後「グレープ・ガンボ」を経て、2001年「マルディ グラ」開店。フレンチを土台に自由闊達に料理の裾野を広げる。

材料材料 (4人分)

下仁田ねぎ4本
ガーリックオイル大さじ3
適量

1下仁田ねぎを下準備する

下仁田ねぎの硬い表皮を一枚だけ剥いで水洗いする。土が入り込んでいることが多いので、流水で丁寧に洗い落とし、根と葉の先を切る。一本そのままで焼くのが理想だが、鍋に収まらない場合は半分にしてもOK。

2にんにくオイルをつくる

小鍋にオリーブオイル100mLとにんにく大3片を入れて中火にかける。オイルが沸いてきたら弱火にして、時々鍋を揺すってにんにくを転がしながら火を入れる。にんにくがこんがりときつね色に色づき、竹串がすっと入れば出来上がり。火を止めて冷ます。

3にんにくオイルを鍋に入れる

鍋を中火にかけ、温まったらにんにくオイルを入れて広げる。

にんにくオイルを鍋に入れる

4下仁田ねぎをローストする

水気を拭いたねぎを並べ、蓋をしてローストする。鍋は蓋付きで、厚手のものがベター。蓋があればフライパンでもよい。今回は直径25cmの鋳物ほうろう鍋を使用。

下仁田ねぎをローストする

5蓋をして両面焼く

焼き時間はねぎの太さによるが、直径3cm程度なら片面5分が目安。焼き色がついたら裏返し、さらに火を入れる。全体がこんがりと焼けて、竹串が抵抗なくすーっと刺されば焼き上がり。

6完成

皿に盛って塩をかけたら完成。塩は結晶の大きな粒塩が向く。店ではイタリアの岩塩サーレ・ディ・ロッチャを使用。

完成
皮は芳ばしく、とろっとろな甘味が内側からジュワーッと押し寄せる。
26年冬号「名酒場の感動つまみ」
dancyu2026年冬号の特集は、創刊35年記念レシピ特集「名酒場の感動つまみ」。全73皿の感動つまみレシピを紹介しています。

dancyu2026年冬号
A4変型判(168頁)
2025年12月5日発売/1,500円(税込)

店舗情報店舗情報

マルディ グラ
  • 【住所】東京都中央区銀座8‐6‐19 野田屋ビル地下1階
  • 【電話番号】03‐5568‐0222
  • 【営業時間】18:00~22:30(L.O.)※週末のランチはInstagramをチェック
  • 【定休日】日曜 他に不定休あり
  • 【アクセス】JR・東京メトロほか「新橋駅」より5分

文:上島寿子 撮影:合田昌弘

上島 寿子

上島 寿子 (文筆家)

東京生まれで、銀座の泰明小学校出身。実家がビフテキ屋だったため、幼少期から食い意地は人一倍。洋酒メーカー、週刊誌の記者を経て、フリーに。dancyuをはじめ雑誌を中心に執筆しています。