
家でも食堂でも、台湾の食卓に必ずのぼるのが青菜の料理。ロメインレタスをさっとゆでて、台湾風の調味料で和えれば出来上がり!歯ごたえが楽しい一皿です。ご飯との相性が抜群の台湾の家庭料理、家常菜(ジャーチャンツァイ)を台湾料理に詳しい料理研究家の沼口ゆきさんに教えてもらいました。
とろみ醤油は台湾でつくられる調味料ですが、手づくりもできます。
小鍋に醤油大さじ2、オイスターソース大さじ1/2、砂糖大さじ1、片栗粉小さじ1、水大さじ5を入れて混ぜ、火にかける。沸騰したら弱火にし、絶えず混ぜながら2~3分、軽くとろみがついたら火からおろせば出来上がり。
10日ほど冷蔵保存可能で分離しても混ぜて使えばOK。
市販品もあり、ネットなどで購入可。野菜の和え物や炒め物に使うほか、ピータン豆腐や目玉焼きにかけたりしても美味。
ロメインレタス | 150g |
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★ たれ | |
・ とろみ醤油 | 大さじ1(上記参照) |
・ 塩 | ひとつまみ |
・ 胡麻油 | 小さじ1(またはラード) |
大きめのボウルにたれの材料を入れてよく混ぜる。
ロメインレタスは1枚ずつに分けて長さ5~6cmに切り、塩少々(分量外)を加えた熱湯で15~20秒ゆでる。ザルにあげてざっと水気をきる。
②を①のボウルに入れてさっと和える。
ル・コルドン・ブルー東京校、リッツ・エスコフィエ・パリ料理学校等で料理と製菓を学び、料理研究家・有元葉子氏に約8年師事した後、独立。台湾料理のおいしさに魅了されて留学したのをきっかけに、飲食店のアドバイザーなどを現地でスタートさせ、東京と台湾・新竹で料理の仕事に携わっている。著書に『台湾調味料 いただきます手帖』(誠文堂新光社)、『初めてなのに現地味 おうち台湾菜』(主婦の友社)などがある。
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓